日本にまだミニバンという言葉が定着していなかった1990年。トヨタが革命的なミニバンを発表する。米国名はプレビア、日本名でいうと「エスティマ」である。
鼻先からリアエンドまで、ワンモーションの曲線で繋いだ美しいフォルムの中に広々としたキャビンを実現し、ハイブリッドシステムなどもいち早く取り入れてきたミニバンの巨人。
ところが世間でのオラオラ顔の台頭には勝てず、2019年に生産を終えた。いまでも中古車市場で根強い人気を誇る天才タマゴの30年を、クルマ史に詳しい片岡英明氏に振り返ってもらった。
文/片岡英明、写真/トヨタ自動車、ベストカーWeb編集部
コメント
コメントの使い方エミーナ、2代目、3代目と乗り継いできたけどモデルが無くなってしまい乗り換え先がない…アルファードでもいいんだけど顔がなあ…家で充電できる環境も整ったし、BEVかPHEVにして復活してくれないかなぁ
エスティマをphevにして再販して欲しい・・・
エスティマは後継があれだけ長く売れた上に大規模MCまで受けたのだからずっとマシな扱いでしょう。
MPVは燃費以外とても良かったのに続かず、やっと出たCX-8は全く別物の使い辛い長SUVになっていました。
マークXジオも一切売れず消え、成功したオデッセイまで消え…価値観が変わり、家族を最優先できる者にとっては中途半端という時代になったのかも知れません。