どうせなら「いい買い物」がしたい! オススメ人気国産車8モデルの「いちばん安いグレード」研究

■スズキ スイフトスポーツ(最廉価グレード:6MT 201万7400円)

スズキ スイフトスポーツ。6MT、6ATのどちらを買っても走る楽しさを堪能できる
スズキ スイフトスポーツ。6MT、6ATのどちらを買っても走る楽しさを堪能できる

 スイフトスポーツの選択肢は6速のMTとATになる。

 最近はMTとATの価格を等しくする車種も増えたが、スイフトスポーツは価格差を設ける。6速MTは202万8400円で、6速ATに比べると7万1500円安い。スイフトスポーツでは約60%のユーザーが6速MTを選ぶから、価格の安さはメリットになる。

 またスイフトスポーツは、直列4気筒1.4Lターボエンジンを搭載して、2.3Lの自然吸気に相当する動力性能を発揮する。サスペンションにはモンロー製のパーツが使われ、エアロパーツ、デュアルエキゾーストパイプ、17インチアルミホイールなども標準装着した。

 したがってスイフトスポーツは買い得で、スイフト全体の50%以上をスポーツが占める。

 カッコよくて運転が楽しく、価格は求めやすいから、まさにクルマ好きに寄り添うスポーツモデルだ。これは超がつくお薦めモデルだ。

■スズキ スイフトスポーツ
・最廉価グレード…「6MT」
・長所…MTを駆使して自在に操ることができる/ATでも運転が楽しい/カッコいい/とにかく破格に安い
・最廉価グレードを買っちゃダメな人…スポーティカーが嫌いな人

■スバル インプレッサスポーツ(最廉価グレード:1.6i-Lアイサイト 200万2000円)

スバル インプレッサスポーツ。高い動力性能を求めず、価格を抑えたいユーザー向け。上級モデルに対して動力性能が劣るのが気になる人は避けておいたほうが無難だ
スバル インプレッサスポーツ。高い動力性能を求めず、価格を抑えたいユーザー向け。上級モデルに対して動力性能が劣るのが気になる人は避けておいたほうが無難だ

 1.6i-Lアイサイト2WDの価格は200万2000円だ。2Lエンジンを搭載する同グレードに比べて24万2000円安い。1.6Lにはキーレスアクセス&プッシュスタートが装着されず、装飾も部分的に異なるから、エンジンの正味価格差は約20万円に縮まる。

 それでも400ccの排気量+直噴式の差額が20万円に達するのは価格差として大きい。同じ車種同士の比較では、排気量の相場は「100cc当たり2万円」だ。直噴式を考慮しても約13万円になる。そうなると正味価格で約20万円安い1.6Lは少し割安だ。高い動力性能を求めず、価格を抑えたいユーザーに適する。

■スバル インプレッサスポーツ
・最廉価グレード…「1.6i-Lアイサイト」
・長所…デザインは変わらない/安全装備を標準装備
・最廉価グレードを買っちゃダメな人…上級モデルに対して動力性能が劣るのが嫌な人/インテリアの素材などに質感と高級感を求める人

■マツダ MAZDA3 ファストバック(最廉価グレード:15S 228万8000円)

マツダ MAZDA3 ファストバック。上級グレードと比較して車重が軽く軽快な走りが楽しめるが動力性能は劣る
マツダ MAZDA3 ファストバック。上級グレードと比較して車重が軽く軽快な走りが楽しめるが動力性能は劣る

 15Sの価格は228万8000円だから、2Lエンジンの20Sプロアクティブに比べて29万4800円安い。

 装備については、20Sプロアクティブには、前側方車両検知、アダプティブLEDヘッドライト、エアコンのフルオート機能、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルチューナー、車載通信機、アドバンストキーレスエントリーなどが加わる。

 約29万円の価格差のうち、約20万円は装備の違いで埋まる。残りの約9万円が1.5Lと2Lの価格差だから、両グレードの買い得度は同等。1.5Lは車重が2Lよりも40kgほど軽く、機敏な走りを味わえる。

■マツダ MAZDA3 ファストバック
・最廉価グレード…15S
・長所…軽快な走りが楽しめる/美しいデザインは同じ
・最廉価グレードを買っちゃダメな人…上級モデルに対して動力性能が劣るのが嫌な人/快適装備、便利装備は多ければ多いほどいいという人

次ページは : ■トヨタ カローラスポーツ(最廉価グレード:G“X”6MT 216万9000円)

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