■ハンドルとアクセルの操作に集中できるのがATの魅力
加えてATの良いところは、両手でハンドルを握って、ハンドル操作に集中することができることです。
これだけ強烈な加速をすると、MTの運転に習熟した人ならともかく、クルマ好きを自負する人であっても、クルマを思い通り正確に走らせることを考えるとATのほうが運転しやすいと感じるのではないかと思います。
しかも、運転自体も楽しいのです。プラットフォームに補強を加えボディ剛性を高め、サスペンションをブラッシュアップした結果、Zは操作に対してより正確に応答してくれるようになりました。
ハンドル操作やアクセル操作に集中することで、思い通りの走りが楽しめ、より深いドライビングプレジャーを得ることができるからです。
もちろんMTが良いと言われるゆえんは、煩雑な(と言っては身も蓋もありませんが)のシフト操作やクラッチ操作を行うことでより深くクルマの操作に関与でき、支配感とか征服感あるいは達成感を感じられるからです。だからやはりMTは深く面白いのだと思います。
でもZは新型9速ATを得てMTに迫る楽しさやクルマとの一体感が得られるようになりました。ATの進化はそのくらい大きなものとなっていると思います。
【画像ギャラリー】走って楽しいATがやっと現れた!? 新開発の9速ATが秀逸な新型日産 フェアレディZ(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方