名車エスクード超えか? 欧州育ちの「いぶし銀SUV」に痺れるぜ! スズキSクロスにハイブリッド追加

運転支援システムなどはエスクードを凌ぐ

2021年11月にフルモデルチェンジしたスズキ Sクロス。ボディサイズはホンダ ヴェゼルに近い。2022年10月に追加されたスズキ Sクロスフルハイブリッドモデル
2021年11月にフルモデルチェンジしたスズキ Sクロス。ボディサイズはホンダ ヴェゼルに近い。2022年10月に追加されたスズキ Sクロスフルハイブリッドモデル

 トランスミッションは、純ガソリンとマイルドハイブリッドではいまどき珍しくマニュアルミッションのみが組み合わされ、ストロングハイブリッドはスズキ独自のシングルクラッチAT「AGS」のみとなる。

 これはハイブリッドシステムがAGSとの協調制御を前提に作られているためだが、エスクード同様6速化されており、ステアリング奥のパドルによるマニュアルシフトも可能だ。

 駆動方式だが、FFのほかスズキ自慢の4WD「ALLGRIP」が選べる。このALLGRIPは都会派SUVには過剰ともいえるような本格的フルタイム4WDで、走行特性に応じた4種類のモード切り替えが可能。電子的なロック機構も備えているので泥濘地でのスタックといった場面でも効果を発揮してくれそうだ。

 このほか4WDモデルでは豪華装備も売りで、統合ナビゲーションシステムやレザーシートパノラマルーフなどが標準装備となるようだ。

 ここまでのSクロスの説明ではエスクードと共通するものも多かったが、運転支援や通信といった領域では、登場時期の古いエスクードを大きく凌いでいる点がトピック。

 Sクロスにはスマホとの情報連携や緊急通報などが行える「スズキコネクト」のほか、デュアルセンサー・ブレーキサポートやブラインドスポット・モニター、リア・クロストラフィック・アラート、交通標識認識、アダプティブ・クルーズ・コントロールなどが全車標準装備となる。

 Apple CarPlayやAndroid Autoにももちろん対応済みだ。

 こうして概要を追いかけてくると、Sクロスにはエスクード級の優れた資質があることが分かる。

 エスクードは日本車におけるコンパクトSUVの草分けだが、現在では同じマーケットにヤリス・クロスという巨人がいるため、存在感を打ち出しにくい。ここは一回り大きいSクロスを投入して差別化を図るという手もあると思うのだが、スズキ様、日本導入を検討してはくれないだろうか。

【画像ギャラリー】本格4WDも選べる!! WRCを戦ったSX4のDNAを受け継ぐスズキ Sクロス(9枚)画像ギャラリー

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