■中古で探す400psセダン:レクサス IS F
まずは、IS500 Fスポーツパフォーマンスのルーツと言える、レクサスIS Fだ。IS Fは2007~2014年まで販売された最高出力423ps、最大トルク505Nmを発生する5L・V型8気筒自然吸気エンジンを搭載したハイパフォーマンスセダン。
IS Fの“F”は徹底的な走りの鍛え込みを行ったホームサーキットの富士スピードウェイの頭文字である“F”が由来。
その“F”の冠を与えられたレクサスのプレミアムスポーツは、「基本性能を徹底的に鍛え込むとともに、走りの新技術を備えることにより、レクサスの新しいパフォーマンスを提案する」ことがコンセプトとなっている。
ハイパワーな5LV8自然吸気エンジンに組み合わされるトランスミッションは、当時世界初だった8速スポーツダイレクトシフトを採用。
この8速ATは電子制御技術により、ATとMTのメリットを両立させ、2ペダルトランスミッションの新たな価値を提案。Mポジションでは世界最速レベルの変速レスポンスを実現するとともに、エンジンとトランスミッションを直結状態とすることで、ダイレクトなアクセルレスポンスを実現している。
現在、IS Fの中古車は約62台流通していて、平均価格は約281万5000円。3か月前の2022年7月の時点での平均価格は約260万円だったので、約21万円平均価格が上昇している。
中古車の価格帯は約130万~約498万円と走行距離が8万kmを超えた中古車は100万円台で購入することが可能だ。ポテンシャルを考えれば、バーゲンプライスといえる状態だ。
■中古で探す400psセダン:レクサス GS F
IS F以来8年ぶりとなる2015年に導入されたFモデルの新型セダンがレクサスGS Fだ。アッパーミドルセダンのGSをベースに、最高出力477ps、最大トルク530Nmを発生する5L・V型8気筒自然吸気エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデルだ。
ハイパワーの大排気量エンジンに加えて、レーザースクリューウェルディングなどの先進技術で強化し剛性が向上したボディ、TVDやスポーツモード付VDIM、上下加速度センサー付ABSなどの電子デバイスを標準装備することで、高い操縦安定性と走る楽しさを両立している。
多面的な安全運転支援を強化するべく予防安全パッケージ「レクサスセーフティシステム+」を採用。内外装は、優れた機能美と上質さを融合させることで、“F”モデルとしてのラグジュアリーな大人のスポーツセダンを演出している。
さらに、見えない部分にも高い走行性能への追求がなされており、フラットな整流面をもつエンジンアンダーカバーを採用。またリアフロアアンダーカバーによる床下切り上げ角の最適化など、床下の整流を追求し、優れた空力性能を実現している。
新車時価格1100万円だったGS Fの中古車は現在約30台流通していて、平均価格は約653.6万円と新車時価格の半額となっている。3カ月前の2022年7月時点の平均価格は約655万円だったので、実質的に横這いで推移している。
中古車の価格対は約500万~約1295万円で、限定25台の特別仕様車は新車時価格と変わらない高水準をキープしている。しかし、流通台数が少ないため条件にあったクルマを探すのは困難を極めそうだ。
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