昔は「必須」だった暖機運転。暖機運転は、エンジンを始動した後、走行の前にエンジン全体へエンジンオイルを行き渡すことによるエンジンの保護を目的として行われていたものですが、技術が向上した近年のクルマでは「必要ない」とされています。
ただ、それでも、なんとなく「やっておいたほうがいいのかも」と思っている方も多いはず。純ガソリン車のみならず、ハイブリッド車やバッテリーEVでも、「やっておいたほうがいいような」と、イグニッションをオンにして、しばらくしてから出発する、ということをしている人もいるかも知れません。
ただ、ハイブリッド車やバッテリーEVはもとより、純ガソリン車であっても、近年のクルマでは、いわゆる「暖機運転」は必要ないばかりか、できるだけしないでほしい行為のひとつ。暖機運転が必要ない理由と、しないでほしい理由をご紹介します。
文:吉川賢一
アイキャッチ写真:写真AC_エンリケ
写真:Adobe Stock、写真AC
コメント
コメントの使い方マイナス20度の車内で車を運転してみろ。
暖機ではなく暖気は必要なんだよ。