「暖機運転」は、エンジン全体へエンジンオイルを行き渡すことによるエンジンの保護を目的として行われていたもの。ただ近年のクルマは、エンジンが暖まっていなくても本来の能力が発揮できるようにつくられているため、エンジンの暖機は必要なくなっている(PHOTO:写真AC_ヤマネコギン)
とはいえ、冷えたクルマでいきなり全開走行するのはNG。人間の身体と同じで、クルマもカチコチに固まったままだと動作がぎこちなくなるため、クルマ全体を暖める「暖機走行」は心がけてほしい(PHOTO:写真AC_熊澤充)
暖機運転とかねて、フロントガラスが溶けるのを待つ、という人もいるようだが、暖機は必要ないので、解氷スプレーなどで、フロントガラスを溶かした方が、早く出発できる(PHOTO:PHOTO AC_doosy)
発進時にモーター駆動となるハイブリッド車は、エンジン全体へエンジンオイルを行き渡す「暖機運転」はそもそもできない。また、バッテリーEVには、そもそもエンジンがないため、暖機運転はできない。電動車も、「暖機走行」は心がけよう(PHOTO:写真AC_photoB)
暖機運転は、トータルでの燃料消費量が増えてしまう(PHOTO:AdobeStock_Petro)
クルマよりも「ドライバーの暖機運転」が重要。寒さで身体が縮まったドライバーによる運転操作ミスのほうがリスクが高い。ガラスが凍っているならば溶かして視界を確保し、クルマを始動させ、ひと呼吸して心と体を整えてから丁寧に運転を開始しよう(PHOTO:写真AC_FineGraphics)