国内外で衰えを知らないSUV人気。各社からさまざまなパワーユニットを搭載したモデルが発売され、日産からは発電用ターボを採用した新型エクストレイルが登場し人気を集めている。そこでここでは、力強い走りが魅力的なターボを搭載した国産SUVをご紹介! 果たしてベストな国産ターボSUVはどのモデルなのか ?
本文/松田秀士、写真/TOYOTA、HONDA、MITSUBISHI、SUBARU、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】エクストレイル フォレスター…加速が気持ちいいターボSUVたちをギャラリーでチェック!!(33枚)画像ギャラリー■ターボ搭載国産SUVに注目! 新型エクストレイルは力強さが大幅にアップ
もう2月のことになってしまうのだが、マツダの米国部門は新型クロスオーバーSUVのCX-50の米国ベース価格を2万6800ドル(約365万円)に設定すると発表した。また、この2.5Lターボエンジン搭載車のスペックも公表。
搭載されるSKYACTIV-G 2.5Tは最大出力256hp、最大トルク44.3kgmを引き出すという。トランスミッションは6速ATを組み合わせ、ターボモデルにはパドルシフトが付く。
もうずいぶんと昔の話だが、フォードの試乗会で米国に行ったときF150(大型ピックアップトラック)のプレゼンテーションでプレゼンターが最後にF150に乗っていれば交通事故に遭っても死にません! と言ったのが印象的だった。「じゃあ相手のクルマはどうなの?」と突っ込みたくなるが、これが当時の米国でSUVへの人気の源だったのかなぁ!? と考えさせられるほど、単純な動機なのかもしれない。
米国で発生したSUV人気が世界へと飛び火したのだが、子供の学校が終わった後のスポーツなどいわゆるクラブ活動が盛んな西海岸などでは、送り迎えするママの安全をガードするにはSUVが最適解だったとも聞いたことがある。見るからにしてゴツイSUVなら襲われにくいとも。
さて、日本でも衰えを知らないSUV人気だが、逃げ足の速さではターボだろう。最近の話題はe-4ORCEとなった新型エクストレイルだが、こちらも発電機にVCターボを採用することでモーター出力を大幅にアップさせているのだ。現時点では走りのレベルではモーター駆動となったエクストレイルがSUVとしての走りを大幅に進化させている。
そのほかに目を向けると、まず筆頭に挙げたいのが新しくなったランクル300だ。いまオーダーをかけても手に入るのはいつになるのか? 今や幻のランクルともいうべきSUV大王、ランクル300だが、その完成度の高さではGRスポーツだろう。あえて18インチタイヤを履き、SUVっぽさを強調するエクステリア。オフロードも含めたオールマイティな走破性が魅力だ。
搭載するV6 3.3Lツインターボのクリーンディーゼルエンジンは309ps/700Nmを発生。GRスポーツはこのディーゼルエンジンのみの設定だが、オンロードでの乗り心地のよさはガソリンエンジンモデルを凌ぐ。
ところで、そのガソリンエンジンだがそのスペックが凄い! こちらは同じV6ツインターボで3.5L。415ps/650Nmと、400psオーバーのパワーを発生するがディーゼルに比べて振動感が少なくとてもスムーズで高級嗜好のエンジンだ。希望的にはこのガソリンモデルのGRスポーツがあってもよいと思う。
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