■新型なら首都高でポルシェを追い回せる!?
ダイハツはトヨタグループ。親会社は新型プラットフォーム「TNGA」を大々的に展開し、走りの質感を大幅にカイゼンしたが、ダイハツも「DNGA」を採用して、同じく走りの質感をカイゼン中だ。その第1弾がタントであり、第2弾がタフトであり、第3弾が新型ムーヴキャンバスだった。
DNGAを採用したダイハツの軽は、それ以前とは走りが根本的に異なる。サスペンションはしなやかに路面をいなしつつ、低重心感満点でコーナーをクリアできる。タントで首都高を走っていると、コーナーではポルシェを追い回せるほどである。まぁそれは相手のポルシェがノロノロ走っているせいなのだが、DNGAの軽なら、クルマ好きも納得だ。
2代目ムーヴキャンバスは、DNGAの採用によって、見違えるようなコーナリングを手に入れた。以前のフワフワした癒し系から一転して、武闘派の走りもこなせるようになった。細かく言うと、タントやタフトよりサスペンションをソフト方向に振っているので、コーナリング限界はタントと同程度だが、つまりそれは「首都高のコーナーでポルシェを追い回せる」ということに他ならない。
しかも2代目は、ターボエンジンを選ぶこともできる。ターボがつけば、首都高の直線でポルシェにぶっちぎられることもない。もちろん相手が本気になったらぶっちぎられてしまうが、最近はあまり本気で走っているポルシェもいないので、ラクラクついて行けてしまう。
子犬のようなルックスのムーヴキャンバスで、ポルシェにラクラクついていけると、「ポルシェは何のために存在するのか?」という疑念すら生じてくるが、ムーヴキャンバスに乗るおっさんは、癒されつつ武闘派の欲望も満たせるのだから大勝利である。
おっさんはムーヴキャンバスに乗って、ママのシアワセを味わいながらポルシェを蹴散らし、男の大勝利を勝ち取れ!
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