日産が新型リーフを発表した。3代目となる新型リーフだが、航続距離についてもしっかりと進化させてきた。これまでのモデルよりも航続距離を伸ばし、充電についてもテスラスーパーチャージャーに対応するなどハードの進化も大きい。新型リーフのバッテリー、充電環境についてまとめてみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
【画像ギャラリー】やっぱり高いよねぇぇ? 質感高めの新型リーフを見ちゃおう(24枚)画像ギャラリー航続距離600kmは一見すると衝撃だが
新型リーフは52kWhモデルと72kWhモデルが用意される。72kWhモデルは最大航続距離が600km以上となる。従来型が60kWhモデルで約450kmだったからざっと150km伸びたことになる。
カタログスペックだけをみるとガッカリするケースも多いので、実燃費に近づけるには厳し目でカタログスペックの75%ほどで計算してみよう。600kmモデルだとだいたい450kmが実航続距離になる。
東京から名古屋までの約350kmはゆとりをもって走ることができるだろう。600km以上の航続距離を誇るEVは日産でいえばアリアB9しかなく、同社内で考えるとかなりのアドバンテージだ。
しかしライバルはテスラモデル3ロングレンジが700km超、BYDシールが640kmなどもはや600kmは「普通」レベル。モデル3は621万9000円、シールで528万円となり価格的にもライバルは強力だ。
気になる価格は従来型を考えると?
今回リーフの価格は発表されなかったが、従来型の上位機種の60kWhモデルが525万円スタートと考えれば、バッテリー容量が増えた72kWhモデルは600万円近いプライスタグは想像に易い。
52kWhモデルのコスパに期待したいところだが、プライスタグに説得力をしっかり持てるか新生日産に期待がかかるところだ。
最後に充電についても触れておこう。国内仕様には150kW充電に対応したポートが装備されることも発表された。10-80%までの急速充電は最短35分で完了。
またプレスリリースでは北米充電規格に準じたポートの搭載も明記されているが、こちらは北米モデル専用装備。リーフがテスラスーパーチャージャーにも対応することになる。2025年秋登場のリーフ。皆さんはどう受け止めただろうか?
コメント
コメントの使い方高いですね
普及させるための戦略的な価格設定しない限り販売台数は伸びないでしょう