一度はホンモノの軽トラの楽しさを味わうべし! クルマ好きがスバルサンバーを崇める理由とは?

■サンバーをマイカーにしてどうだった?

筆者が所有していた2001年式の6代目サンバートラック
筆者が所有していた2001年式の6代目サンバートラック

 筆者がマイカーにしていたサンバーは6代目モデルの「2001年式、トラック4WDスーパーチャージャー、エクストラロー付5速MT」というサンバートラックとしてはフラッグシップとなるモデルだった。

 サンバーはここまで書いたマニアックな点に加え、軽トラックらしいプリミティブな運転する楽しさが特に濃厚なこともあり、筆者は前々から自分のものにすることが小さな夢だった。

 そこに私の師匠である国沢光宏氏が長年乗っていたサンバートラックを手放すことになり、少々オーバーながら「このチャンスを逃したら一生サンバーを自分のものにすることはないだろう」と判断し、譲り受けた。

 自分のモノにしたサンバーは期待どおりのマニアックさという魅力と楽しさを私に与えてくれた。さらに譲り受けたサンバーは国沢氏がオーディオを3代目レガシィのマッキントッシュにしたことをはじめ、ギア比やサスペンションなどを乗用車に近いものにするなどのカスタマイズがされていたこともあり、「トラックなので荷台は広いけど、荷台に積める荷物が限られるから普段は荷物が積みにくいという点以外これ1台で充分かも」と感じるほど満足していた。

 さらに、このサンバーは某スバル車専門誌で連載していたこともあり、タイヤやブレーキ関係をはじめとした消耗パーツの交換などのリフレッシュ、サスペンションは最近流行の車高アップも行った。結果筆者のサンバーはどんどん楽しいクルマとなっていき、この過程も楽しめた。

 筆者のサンバーの大きな欠点は燃費で、特に高速道路を追い越し車線のペースで走ると軽自動車ながらリッター10km少々といったところだった。筆者はサンバー以外のクルマもあり、サンバーでの走行距離はそれほど多くなかったため燃費についてはあまり気にしていなかったが、「荷物でクルマが重い赤帽サンバーの燃費はどうなんだろう」とも思った。

 なお、筆者はこのサンバーに2年ほど乗ってから読者の方に譲ったが、サンバーに対してはこの方も私と同じような満足を得ており、軽トラライフを楽しまれているようだ。

■まとめ

 今後「再びスバルが軽トラックを作る」、「サンバーのような軽トラックが登場する」ということは残念ながらまずないだろう。それだけにもしサンバーに乗りたいのであれば、軽トラックゆえに出費が全体的に安上がりという魅力もあるだけに、一度自分のものにすることを強く薦める。

【画像ギャラリー】筆者も所有していた! スバル自社製としては最後となる6代目サンバーを写真で見る(10枚)画像ギャラリー

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