日産車とルノー車 弱点と長所 技術は!? 商品力は!? どっちが上だ!??

新車が出ない! 致命的な日産車の「弱点」

2017年に発売された現行型リーフ。同年に日本で発売された新車はこの1台だけで、2018年は新車「ゼロ」。このままでは日産ユーザーが買い替える車もなくなり、みすみす既存のユーザーまで失いかねない

日本における日産車ということであれば、最大の×は新型車を出さないことに尽きる。

2017年に発売された唯一の新型車であるリーフながら、プラットフォームは2010年デビューの初代と同じ。同じフロアを使っており、デザインもよく見るとシルエットはまったく同じ。ドアだって同じだ。今や日進月歩となってる電気自動車ながら、技術レベルも大きな進歩なし。すっかり埋もれてしまった。

日産で最も売れているノートは2010年登場の「Vプラットフォーム」。先代ノートより部品点数を半分近くにし、タイで生産するマーチやインドの「ダットサンGO」という格安モデルと共通フロアである。

だからどうした、ということじゃないけれど、車好きからすれば質感という点で大いに物足りない。本来なら欧州で販売している新型マイクラの兄弟車に切り換えてほしいです。

2番目に売れている5代目セレナは、2005年登場の3代目から基本骨格が変わっておらず。だからこそフロントドアが一段下がった形状をそのまま引き継いでいる。

一番新しいのは2015年にデビューしたエクストレイルながら、日本よりアメリカを強く意識したモデルになってしまった。この4車種以外は、さらに古くリニューアルすらしなくなってしまった。地盤沈下ですね。

技術力は未だ健在! 日産車の「長所」

日産車史上初となる登録車販売年間1位の立役者となったノートの「e-POWER」

技術の日産の名残はキッチリあると思う。直近で一番「タイしたもんですね!」と感じたのが「e-POWER」。

効率いいハイブリッドシステムだとわかっていたけれど、スズキは「お金がかかる」と開発を断念。三菱自動車やホンダも同じようなシステムを開発しながら、大量生産車に採用しようとしなかった。e-POWERのシステムを安価に売ろうとしたら、相当の自信がないと厳しい。

そもそも2010年に電気自動車を販売したのだから凄い。日産がその気になったら、やはり手強い——というあたりをトヨタはキッチリ認識している。トヨタ、今まで何度も日産に煮え湯を飲まされてきましたから。

その度にオウンゴールしちゃうのが日産の課題か? 日本では販売しない可変圧縮比の過給エンジンなどの技術もタイしたもんだと思う。優れた指揮官さえ存在すれば日産って強い!

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