2023年こそ走りたい!「日本一」の道路を集めてみた!

2023年こそ走りたい!「日本一」の道路を集めてみた!

 新年の計画を立てる時期。「あれをしよう」「これがやりたい」と思いを巡らせている人も多いはず。クルマ好きとしては当然ドライブに出かけたいが、今年は「日本一」の記録を持つ場所に出かけてはどうだろう。

 ここでは「日本一〇〇」と呼ばれる道路や関連設備を集めてみた。完全制覇して幸多い一年を送ろう!

文/ベストカーWeb編集部、写真/Google Map、AdobeStock、ベストカーWeb編集部(トップ写真=YUTO PHOTOGRAPHER@AdobeStock)

■日本一長い高速は東名じゃない!

●日本一長い直線路

日本一長い直線路のモニュメント(Google Mapより)
日本一長い直線路のモニュメント(Google Mapより)

 まずは有名なところから。北海道札幌市から旭川市に至る国道12号の途中、美唄市光珠内跨線橋と滝川市国道38号交差点を結ぶ区間が日本最長のストレートで、長さがなんと29.2kmもある。

 北海道開拓期に監獄に捕えられた人を使って作られたため「囚人道路」という悲しい異名もあるが、直線区間の光珠内側の起点、国道12号が函館本線をくぐる場所に「直線道路日本一」のモニュメントが建っているので出かけたら写真に収めたい。

 壮大なストレートであることは確かだが、途中に信号がないわけではなく、美唄市街は交通量もそれなりなので安全運転に努めよう。

●日本一長いトンネル

 「毎日走ってるよ!」と怒る人もいるかもしれないが、東京を走る首都高中央環状線の山手トンネル(大井JCT~高松入口)が18.2kmで日本一長い。山手トンネルは世界的に見てもすごくて、ノルウェーにあるラルダールトンネル(24.5km)に次ぐ2位の長さを誇る。

 長いだけに換気や避難設備なども考えられており、350mおきに非常口が設けられているほか、車道の下に避難用通路も通っている。

●日本一標高の高い国道

 群馬県長野原町と新潟県妙高市を結ぶ国道292号線の途中にある渋峠が、日本の国道でもっとも標高が高い地点。横手山と白根山をつなぐ尾根沿いにあり、標高は2172mもある。

 ちなみに自動車でいける最高地点は、乗鞍エコーラインの乗鞍岳大黒岳鞍部で2716m。ただしマイカー規制が行われる場所なので注意しよう。

●日本一標高の高いパーキングエリア

日本一標高の高いPA「松ノ木峠パーキングエリア」
日本一標高の高いPA「松ノ木峠パーキングエリア」

 愛知と富山を結ぶ東海北陸道にある松ノ木峠パーキングエリアがそれ。標高1085mというから山でいうと白神山地の二ッ森(1086m)、群馬県の妙義山(1104m)、滋賀県の霊仙山(1094m)あたりに近い高さとなる。

 東海北陸道の開通当初は資材置き場だったというが、交通量の増加に伴い架設トイレが設置され、2013年に正式なパーキングエリアになったそうだ。

●日本一長い高速道路

 東名と考えるかもしれないが答えは東北道自動車道。埼玉県川口市と青森県青森市を結ぶ長さは680.5kmあってこちらが日本一だ。2021年度の交通量は1日平均29万5551台、料金収入は1日平均4億2698万2000円とのこと。北日本を走る大動脈だ。

●日本一短い高速道路

 千葉県成田市東関東自動車道から分岐して成田空港へ至る新空港自動車道がそれで、たった3.9kmしかない。事実上この高速だけを走ることができないため、ここが東関東自動車道とは別の高速道路だとは思っていない人が多いはず。1978年5月21日に全線が開通し、成田スマートIC~新空港間は100円也。

●日本一長い国道

 東京の日本橋と青森県青森市を結ぶ国道4号がそれで、長さは742.5kmある。沿線に立ち寄りながら数日かけてドライブするのも楽しそうだ。

 ちなみに国道には海の上を走るものもあって、これを含めると沖縄県那覇市と鹿児島県鹿児島市を結ぶ国道58号線が879.9kmで最長となる。しかし大半が海で陸上は沖縄本島を走る270.4kmしかないため選外とした。

●日本一短い国道

 兵庫県の神戸港と神戸市中央区を結ぶ国道174号がそれ。長さは187.1mしかなく歩いても2分程度で踏破できる。

 国道マニアの間ではいわゆる「港国道」に分類される道で、もともとは神戸港と旧国道2号を結び、長さも940mあった。ところが神戸港よりに国道2号のバイパスが完成したため、国道と港の間が近くなり、現在の距離になったという経緯を持つ。

●日本一幅が広い道路

 地元では「中環」と呼ばれる大阪中央環状線がそれ。東大阪市内に「上り側道3車線+上り本線3車線+高速道路(近畿道)6車線+下り本線3車線+下り側道3車線」というちょっとめまいがしそうな区間があり、ここの幅員が122mで日本一となる。

●日本一急勾配の国道

 大阪と奈良を結ぶ国道308号線にある暗峠(くらがりとうげ)がそれ。マニアの間では有名な「酷道」で、最大勾配は31%もある。道の狭さや路面の荒れ具合も相当なので、出かける際はそれ相当の覚悟を。

 さてさていかがだろうか。日本は決して大きくはないが、それでも全国には多様な道があり、いろいろな風景がある。2023年はそんな場所を巡ってみるのも悪くないぞ!

【画像ギャラリー】こいつぁ春から縁起がいいわ!! クルマで出かける「日本一〇〇」な場所(5枚)画像ギャラリー

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