■ポイント数重視ならメーカー系カード!しかしポイント利用の場所が少ない現状もある
ポイントを軸に考えた際に、自動車メーカー系のクレジットカード利用は有効なのだろうか?
一般的に、自動車メーカー系のカードの場合、還元率は1%程度となる。300万円の車両代金決済で受け取れるポイントは約3万円分。ただし、100円で1ポイントではなく、1000円で10ポイントなど、金額の切り捨てが発生することがあるので、ポイント還元率の計算には注意したい。
3万円という金額は大きいが、ポイントを利用できるのはクルマに関係することに限られることが多い。
部品購入や整備代金の支払いに利用できるが、故障は少ないし定期整備はメンテナンスパックで前払いしているとなると、ポイントの利用機会が無いということもあるだろう。他のポイントへ移行することもできるが、還元率が下がってしまう。
このため、わざわざ自動車メーカー系のクレジットカードに新規入会して、大きな金額を決済するよりも、普段利用しているクレジットカードで、少額でも決済を行う方が、ユーザーメリットが高くなるケースも多いだろう。
車両代金の一部を普段利用のクレジットカード、残りは現金で支払うことにより、最低限の有効なポイントを受け取ることができる。
多様化する自動車購入代金の支払い方法。ユーザーが支払う利息、販売店が支払う手数料など、ローンやカードを取り巻くお金の流れを改めて知っておき、お得になる支払い方法を積極的に選んでいきたいものだ。
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