海外を見据えつつ、日本人にもあわせたクルマづくりが必要
新型クラウン4車種はグローバルで販売されることが決定しており、ライバルはジャーマン3を含む欧州メーカーや国内メーカーの海外専売モデル、評価の高い韓国系メーカー、ダークホース的な中国メーカーなど様々。具体的には、レガシィアウトバックやメルセデスオールテレイン、BMW ツーリングなど強豪がそろうジャンルに挑むことになる。
これらを考慮すると、かつての「クラウンエステート」は、フォーマルなイメージが強いクラウンに広大なラゲージを与えることで、週末には仕事から離れて自由に時間を楽しめるような、遊び心のあるステーションワゴンであったが、今回の新型エステートでは、先代のクラウンエステートのように、日本国内でとどまる前提のクルマづくりでは、勝ち抜くことは難しくなる。クラウンクロスオーバーがフォーマルから大きく離れて登場したように、新型クラウンエステートの立ち位置も大きく変わってくるはずだ。
しかしながら、海外だけを見据えたクルマづくりでも、かつてのレガシィツーリングワゴンがそうであったように、伝統の「クラウン」ブランドを維持することが難しくなる。ただ、クラウンクロスオーバーが国内で想像以上にヒットしていることを考えれば、そのような心配も無用なのだろう。あと数か月ほどで全貌が明かされると思われる、新型クラウンエステート。登場が非常に楽しみだ。
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