【めでたいこともあれば! 悲しいこともあった!!】 平成クルマの事件簿 20選

■フィットが販売台数でカローラの34年連続1位を阻止(平成14(2002)年12月)

日本の年間販売台数は1969年以来33年連続でカローラが1位だったが、2002年に登場したフィットがカローラのV34を阻止した。

ホンダ フィット

■編集部ヒキコモゴモ
B「これは大きな出来事。フィットが新しい国民車になった、ということの証です。最近は苦戦していますけど」
U「クルマ界は浮き沈みは激しいから、油断したらすぐ負けちゃうんだよ」

■280ps自主規制撤廃(平成16(2004)年7月)

日本車の最高出力は自主規制により280psに抑えられていたが、2004年に規制は撤廃。280ps超え1号車は300psの4代目レジェンド。

■編集部ヒキコモゴモ
U「お役所の頭の硬さがメーカーを自主規制で縛り付けた。ほんとムダ!」
B「馬力よりほかのことを規制すればよかったのに。で、今、280ps超え車が役所の公用車になっている(!?)」

■駐車違反の民間取り締まりがスタート(平成18(2006)年6月)

それまで警察にしか取り締まれなかった駐車違反が、2006年6月から警察署長に委託され、法人が取り締まることが可能になった。

■編集部ヒキコモゴモ
B「この効果で現在、東京でも路駐違反車が激減しました。でも、配送車など仕事で使うクルマを積極的に取り締まるのはどうかと思います」
U「オレ、次は自転車の横暴を取り締まれる民間法人制度を作ってほしいよ。ほら、おばさんの乗っているチャリは無茶苦茶だろ」

■世界最大の自動車メーカーGMが破産(平成21(2009)年6月)

GMは2001年の同時多発テロ、原油価格高騰の際に燃費のいい小型車がなかったことなどにより巨額の赤字が積み重なり、政府の融資はあったものの、クライスラーに続き破たんするという結末に。

ミシガン州デトロイトのGM本社

■編集部ヒキコモゴモ
U「あの事件でデトロイトが一挙に廃墟みたくなっちゃったんだぜ。恐ろしいね~。それにしてもよく復興した」
B「当時の“ビッグ3崩壊”、力のある巨大企業にも一寸先には闇が潜むということを知りました。我が家も闇に襲われそうで怖いです。でもGM、最近いいクルマが多いです」

■交通事故死者数、57年ぶりに5000人を切る(平成21年12月)

ピークだった1970年には1万6000人を超え「交通戦争」と呼ばれた交通事故死者数だったが、2009年には5000人を割り、現在は4000人を割っている。

■編集部ヒキコモゴモ
B「一歩間違えば、クルマは危険な道具になるだけに、5000人割りのこの出来事は印象深い。クルマが進化しても運転者次第だから、今後も安全運転、大切ですよね?」
U「事故をなくすために自動運転化進めてるんだけど、マジで少なくなるのかな~?」

■豊田章男社長、アメリカの公聴会で涙(平成22(2010)年2月)

2009年前後、アメリカでトヨタ車が暴走するという事件が何件か起き、前年に社長に就任した豊田章男社長がアメリカの公聴会に出席。

公聴会の後、豊田章男社長はアメリカのトヨタ関係者が集まる大会の場で、多くの人たちに支えられていることに、感極まり涙した。

アメリカに渡り、公聴会で事件のことを聞かれる豊田章男社長

■編集部ヒキコモゴモ
U「あの事件って日本車潰しみたいな思惑もあった。アメリカさん、怖いもの~」
B「赤鬼って言われてましたからねえ(←古すぎ)。でも、章男社長が泣く姿に日本人も、アメリカ人も心が動かされたと思います」

次ページは : ■徳大寺有恒氏死去(平成26(2014)年11月)

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