先代 スバル WRX S4 総額140万円~
「スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンス」でありながら、総合安全性能、優れた環境性能、洗練された質感を実現したスポーツセダンである、「WRX S4」。現行モデルの新車価格は、400万~482万円となかなかの高額車で、中古車でもなかなか手が出ないモデルだが、こちらも先代モデルなら、2015年の初期型を、総額140万円ほどで狙うことができる。
先代とはいっても、2014年〜2020年まで販売されていたため、現代的な装備と安全性能、パフォーマンス性能が味わえるし、搭載されるエンジンは2.0L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボで、トランスミッションはスポーツリニアトロニックのみという組み合わせ。ハイパワー・高いトルク性能を最大限に引き出しつつ、ダイレクト感のある走りを楽しむことができる、クルマ好きにはたまらないモデルだ。
ホンダ「S660」 総額130万円~
軽自動車規格のミッドシップオープンスポーツカー「ビート」の販売終了から、およそ19年。ビートと同じく、ミッドシップオープンスポーツカーとして、2015年に登場したのが、ホンダ「S660」だ。高剛性と軽量化を両立させた専用開発ボディに、低回転から力強いトルクを発生する専用のターボエンジンを搭載。トランスミッションには軽自動車初の6速MTを採用し、スポーツモード付きの7速パドルシフト付CVTも用意された。
2022年4月に残念ながら販売終了となってしまったため、現在は中古車でしか入手できない。2022年販売終了時の新車価格は、203万円~232万円だったが、現在中古車市場では、2015年の初期モデルが総額130万円ほどで購入することができる。
S660が生産終了となった背景には、ホンダの電動化戦略が関係していると見られるため、今後純ガソリン車で同じパッケージングのモデルが復活することは期待できないだろう。そういう意味でも、ぜひ手に入れておきたい一台だ。
日産「フェアレディZ(Z33)」 総額60万円~
日産「フェアレディZ」といえば、2022年6月に発売された新型が話題沸騰ではあるものの、524万1500円〜という価格はやはり簡単には手が出せない。しかし2002年から2008年まで販売されていた5代目のZ33型なら、2002年式だと60万円、2008年式だと100万円ほどから十分狙える。ただし古い個体はダメージも少なくはないので、修理にかかるお金は確保したほうが良いだろう。
スカイライン譲りのフロントミッドシップパッケージに前後異径の幅広タイヤ、FRレイアウト、2ドアに2名乗車のみという、クーペの王道をいくスタイリングで、エンジンは3.5L V6DOHCエンジンを搭載、最高出力280psに最大トルク37.0kgmというスペックだ。
デビュー翌年には電動ソフトトップを搭載したロードスターも追加。2005年のマイナーチェンジでは最高出力を294psに、2007年の一部改良では新開発のVQエンジン搭載で313psまで出力が引き上げられ、パフォーマンス性能に磨きをかけている。
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燃料費の高騰やインフレ、気候変動対策による規制の強化など、スポーツカーの存続にとっては強い逆風が吹く昨今ではあるが、いまならまだ、安くて楽しいモデルを買うことができる。もちろん、そのまま乗っても十分に楽しいだろうが、安く手に入れたぶん、パーツを購入してコツコツチューンを楽しむのもいいだろう。この先、中古のガソリン車が少なくなれば、中古車でもこの価格で手に入れることが難しくなるかもしれない。いまが最後のチャンスだ。
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