超物価高時代を生き抜くため愛車に15年乗り続けることができる運転&メンテ術

メンテナンスを怠ったことによるダメージは、確実にクルマに蓄積されていく

 昔のクルマと違い、昨今のクルマは、少しメンテナンスを怠ってもビクともしないので、どうしてもメンテナンスは後回しにしがち。ただ、メンテナンスを怠ったことによるダメージは、確実にクルマに蓄積されていき、気づいた時には、もう手遅れ、なんてことにも。人間(の心と体)と同様に、いつまでも元気でいるためには、クルマも定期的なメンテナンスは必要です。

消耗品の定期交換は忘れずに
 クルマには、ご存じのとおり、定期的な交換が必要なものがいくつかあります。エンジンオイル、オイルフィルター、ワイパーブレード、バッテリー、ブレーキオイル、エアクリーナーなどは比較的短期間での交換が必要となりますし、長期的には、タイヤやミッションオイルやデフオイル、ショックアブソーバー、サスブッシュ類、エンジンマウント(液封インシュレーター)、タイロッドブーツなど、走行性能に影響しやすいパーツの交換も必要です。

 交換のタイミングは、車種やエンジン特性、走行状況、走行場所、運転操作などによってさまざま。もし「替え時」を見極めることが難しければ、自動車ディーラーや整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなどのショップへ相談するなどで、プロにアドバイスをもらうのが手っ取り早いでしょう。

一度ついた臭いは取りづらい、車内の清掃はこまめに!!
 車の中は、エアコン内にできてしまうカビや、シートに染み込んでしまった汗や食べこぼし、ペットの毛などによって、乗れば乗るほど汚れが蓄積されていきます。放っておくと、いやな臭いの原因にも。これらを防ぐには、やはりこまめな清掃が必要。

 フロアマットを取り外して水洗い(よく乾かすこととセットで)したり、フロアカーペットやシートの隙間は、定期的に掃除機をかけましょう。シート表皮やステアリングホイール、シフトノブなど、汗が付着しやすいところの拭き掃除には、主成分が水のアルカリ電解水クリーナーがおすすめです。皮脂汚れを分解し、汚れを浮かび上がらせるので、想像以上に汚れが取れます。ダッシュボードの上やタッチパネルの液晶画面などを拭くこともできます(アルカリ電解水をタオルに噴霧してから、拭くようにしてください)。

一度ついた臭いは取りづらい。車内の清掃はこまめに!! (PHOTO:Adobe Stock_ structuresxx)
一度ついた臭いは取りづらい。車内の清掃はこまめに!! (PHOTO:Adobe Stock_ structuresxx)

 このほか、ボディについてしまった傷は、錆に発展してしまうことがあるため、できるだけ早く修理することが必要。錆は放置することで、どんどん広がっていってしまいます。

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 まずは丁寧な洗車と車内清掃をしてみてください。メンテナンスはお金がかかることですが、トータルでみれば、損をすることはありません。いまあるクルマを大切にすることは、節約となるばかりか、長く乗り続けることで、環境にやさしいカーライフとなります。クルマの状態が良ければ下取りで高査定となる可能性もありますので、ぜひこれらを心がけて、お得なカーライフをお過ごしください。

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