■押し出し感満点の三菱エクスパンダークロス
イノーバ ゼニックスより一回り小さいのだが、三菱のエクスパンダークロスも人気だ。ベースとなるエクスパンダーは、2017年に登場した東南アジア向けミニバンなのだが、その最上位モデルとして2019年に追加設定されたのが、そのエクスパンダークロス。エクスパンダーの車高を20mm上げ、17インチタイヤと黒いフェンダーアーチモール、ルーフレールなどをおごって、SUV要素を打ち出した点が特長だ。ちなみにエクスパンダーは日産ではリヴィナとして販売されている。
こちらもまずはエクステリアをご覧いただきたいのだが、ダイナミックシールドのフロントマスクは押し出し感もバッチリ。前後ドアはイノーバ ゼニックス同様ヒンジタイプなのだが、どうやら東南アジアでは、ミニバンといえどもSUVっぽく作ることがウケ要素のようだ(実際ホンダは3列シートモデルをBR-VというSUVで販売している)。
ボディサイズは全長 4595mm、全幅1790mmと、前述したとおりイノーバ ゼニックスより一回り小さい。日本でいうとエクリプスクロスが近いだろう。気になる車高は225mmとばっちりなのだが、駆動方式はイノーバ ゼニックス同様FFのみで、三菱お得意の4WDは設定されていない。
パワートレインは1.5Lの自然吸気ガソリンエンジン1種類のみ。パワーとトルクは105ps/141Nmというからちと非力な点は否めない。トランスミッションはCVTに加えて5速MTもチョイス可能だ。
いまのところ、トヨタ イノーバ ゼニックスも三菱エクスパンダークロスもアジア専用車であり、日本導入の予定はない。しかしSUVのようなミニバンというのは斬新で、日本マーケットでも支持を集める可能性はある。限定でもいいから発売してくれないものだろうか!?
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