新型レガシィから廃止で絶滅寸前!! 惜別スバル製「ボクサー6」 の魅力と消滅理由

“ボクサー6”が消えゆく理由

2009年発売の先代アウトバック。3629ccのEZ36型水平対向6気筒エンジンを搭載。現行型へのモデルチェンジに伴って日本仕様から同エンジンが消滅。以後、ボクサー6は海外仕様でのみ存在している

 このエンジンをスケールアップしたのが、トライベッカに続いてアウトバックに搭載されたEZ36型水平対向6気筒だ。ボアとストロークの両方を拡大し、排気量を3629ccとしている。

 生産性を重視し、ダイレクト可変バルブリフト機構機構を廃止した。が、排気側にもAVCSを追加したデュアルAVCSとし、扱いやすさを向上させている。2009年に日本仕様のアウトバックに搭載され、260ps/34.2kgmを達成した。実用域のトルクが太く、重いボディも軽々と引っ張る。上質なパワーフィールもファミリーカーには似合っていた。

 が、高い生産精度が要求されるし、4気筒エンジンと比べると燃費の点でも不利だ。省エネの風潮もあり、水平対向6気筒は現行モデルを最後にスバルの歴史から消えていく。時代の流れとはいえ、珠玉のボクサー6が消えていくのは寂しい限りである。

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