新車だけではなく、中古車の価格も高騰の一途を辿る昨今。「その当時、人気がなかったクルマはそんなことはないでしょ?」とタカを括っている人がいたら、それは大きな間違いだと思ってほしい。
実は今、新車発売時は不人気だったクルマの多くが中古車市場で軒並み値上げという様相を呈しているからだ。ここで紹介する5モデルもしかり。後悔は先に立たず! そう、中古車を買うなら欲しいと思った時が“買い時”なのだ。
文/FK、写真/トヨタ、日産、三菱、FavCars.com
不人気車を狙う人が増えた弊害か!? 人気上昇中のトヨタ プレミオを買うならお早めに!
ここ数カ月の中古車市場の動向をみると後述する日産 シーマや三菱 ギャラン フォルティスをはじめ、トヨタ クラウン、スバル レガシィB4、トヨタ セルシオといったセダンの値上がりが顕著だが、そのなかに意外な一台を発見。
それが、2007年6月に登場した2代目のプレミオだ。上質なデザイン、広い室内空間や高い利便性、優れた走行性能などのあらゆる面で高い商品力を備えた5ナンバーサイズのセダンとして2001年12月にデビューした初代モデルを進化させ、“5ナンバーセダンの完成形”を目指して開発された2代目。
トヨタ車のデザインフィロソフィであるVIBRANT CLARITY(活き活き・明快)に基づいた高級感と格調高さもさることながら、初代モデルから室内長を80mm、室内幅を55mm拡大して大人が後席でゆったりと足を組むことができる広い室内空間を確保するとともに、細部にまでこだわったインテリアが上質感を創出。
その上質感は走りにも現れており、1.8リッターと1.5リッターのエンジンに滑らかな走りを生み出すSuper CVT-iを組み合わせて、より快適な走りを実現した。
2008年1月にはバルブマチックを採用した2.0リッター 3ZR-FAEエンジン搭載車を新たに設定、優れた環境性能と高い動力性能により磨きがかけられた。
2021年3月に生産終了となり、現在は新車で購入できないが、値上がりが顕著といっても中古車の平均価格は100万円前後とリーズナブルなだけにコンパクトなセダンを探している人にとっては選択肢のひとつになるに違いない。
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