新車よりも高い中古!?? それでも欲しい人へ! ジムニーの得する買い方と売り方とは

低年式でも相場は高いが、狙うは2022年7月以降の後期型ジムニー

 現行型ジムニーの現在の中古車相場は、現行型で最も古い5年落ちとなる2018年製造車で、約170万円~320万円といったところ。1年落ちとなる2022年製造車だと、約187万円~335万円だった。ちなみに検索でヒットした台数は、2022年製造車が、2018年製造車の数の10倍近く多い。

 低年式車(年式が古いクルマ)だと相場が下がるのが一般的だが、ジムニーに限っては相場への影響が少ない。例えば、2018年製造の無改造XC(1.2万km走行)が税込207万円なのに、2022年製造の無改造XC(1.2万km走行)が229万円と、4つも年式が異なるのにたったの22万円差だ。走行距離に関しても、2018年製造の無改造XC(7.6万km走行)で税込189万円もする個体も。

 これは、ジムニーは海外市場で絶大な人気があり、低年式車や過走行車でも海外へ多く輸出されているため。先代ジムニー(JB23)であっても、ロシアやタンザニア、アラブ、チリなどへ、いまでも多く輸出されている。需要があるので相場は落ちにくく、業者向けオークションでは常に高額取引されている。

 では、どの仕様がねらい目か。カスタム車が好きな方は、好みのカスタム仕様ジムニーを狙ってよいと思う。価格は高いが、趣味性の強いクルマとしてプラス査定となることもあるそうだ。逆に、無改造車が欲しいという方であれば、できるだけ高年式車を探すのがおすすめ。ジムニーは2021年4月の商品改良で、オートライト標準化やAT車にアイドリングストップ追加(燃費向上)、背面タイヤロアカバーを新採用しているほか、2022年7月には、フロントバンパー下のアンダープロテクターを大型化し、セーフティサポート標準装備、アイドリングストップを5MT車にも採用するなど、アップデートされているからだ。

■「ジムニー、2018年式、3万キロ未満」

■「ジムニー、2022年式、3万キロ未満」

2021年4月の商品改良で、オートライト標準化やAT車にアイドリングストップ追加(燃費向上)、背面タイヤロアカバーを新採用。また2022年7月には、フロントバンパー下のアンダープロテクターを大型化、セーフティサポート標準装備、アイドリングを5MT車にも採用している
2021年4月の商品改良で、オートライト標準化やAT車にアイドリングストップ追加(燃費向上)、背面タイヤロアカバーを新採用。また2022年7月には、フロントバンパー下のアンダープロテクターを大型化、セーフティサポート標準装備、アイドリングを5MT車にも採用している

ジムニーの売却は「どこに売却するか」が重要

 一方、賢い売り方のポイントは、売却するタイミングだ。さきほど少し触れたように、中古車の相場は海外への輸出事情に大きく左右され、(輸出先の)国の輸出規制が中古車相場に影響を強く及ぼす(たとえばパキスタンは製造年5年以内まで、という規制がある)。

 ただジムニーが輸出されていく先は規制がない国が多いため、基本的には、ジムニーは「いつ売却しても高めの査定が期待できる」クルマだ。強いていえば、国内のクルマ需要が高まる2月後半から3月頃、もしくは6月後半から7月頃が好ましいが、「どこに売却するのか」のほうが重要。大手の買取店でも、中古車相場を毎日追いかけているとは限らず、買取店によって違いは発生すると思われるため、面倒でも複数の買い取り店で査定してもらい、より高い価格で買い取ってくれる店を探してほしい。

ハードな使い方に向いているジムニー。輸出先は輸出規制のない国が多いため、ジムニーは「いつ売却してもよい」クルマといえる
ハードな使い方に向いているジムニー。輸出先は輸出規制のない国が多いため、ジムニーは「いつ売却してもよい」クルマといえる

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 ジムニーといえば、2023年1月、インドで5ドア版のジムニー(日本市場のジムニーシエラと同サイズ)が世界初公開された。日本のメディアはもちろんのこと、海外メディアも大々的に報じており、ジムニーのグローバルな人気がうかがえるものだった。

 スズキによると、ジムニー5ドアの日本発売の予定は未定だという。日本市場では、溜まってしまったジムニー/ジムニーシエラのバックオーダーを優先して処理しなければならないことが大きな理由だそうで、5ドア仕様を期待して待つというのは、いまはまだ現実的ではなく、待つにしてもその間に中古でジムニーを楽しんでおいたほうが、人生有意義に過ごせると思う。ぜひ参考にしていただき、お得にジムニーを楽しんでほしい。

インドで公開された、5ドア版ジムニー。従来型の3ドア車と比べて、ホイールベースが300mmも伸び、後席エリアが広がった
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