N-VANに年間300泊超! 車中泊の達人に「クルマで寝る」極意を聞いてみた!

■クルマは水平に停めること!

車中泊の際はまずクルマを水平に停めることを考えよう
車中泊の際はまずクルマを水平に停めることを考えよう

 そんなruiさんに、車中泊ビギナーが気を付けるべきことを尋ねたら、以下の4つのことを教えてくれた。

・平らなところにクルマを停める
 その日寝る場所を決めるうえで一番大事なのは、平らな場所にクルマを停めること。寝るときは意外なほど「傾き」が気になるから、場所選びは慎重に行うべしとのことだ。どうしても見つからないときはベッドメイクなどで対策を。

・朝日が当たる方向に顔を向けて寝ない
 カーテンなどである程度の日差しは防げるが、朝日が当たると暑さなども感じて目が覚めてしまいがち。基本的には東の方向に足が向けられるようにクルマが停められるとベストだ。

・「人の気配」に注意
 クルマの周囲を絶えず人が行き来していては落ち着いて眠れないが、まったく人気がない場所でも怖くて眠れないという人もいるはず。どの程度の「人の気配」が安心できるかは人によって違いがあるので、自分にあった場所を考えよう。

・暑い場所では寝ない
 寒さは防寒アイテムでなんとかなるが、暑さは避けようがない。「エアコンつけて寝ればいいじゃないか」と思うかもしれないが、車中泊はエンジンオフで過ごすのが原則だからだ。

 車中泊のベテランの間では「暑いときは高度を上げるか緯度を上げる」というのが常識とのこと。北へ向かうか、山や高原に上るわけだ。ruiさんの場合、夏場は北海道を旅して過ごすということだが、とにかく暑い時期の車中泊は無理をせず、ホテルや旅館の利用も考えよう。

 このほか、クルマの窓を覆う目隠し&遮光なども重要とのことで、ruiさんは出窓になどに使う「曲がるカーテンレール」を使って見事な空間を作り上げていた。

 というわけで、車中泊の魅力の一端がお分かりいただけただろうか。あれこれと工夫を凝らして車内でぐっすり眠る気分は格別。未経験の人もぜひ一度体験してほしい!

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