■記憶に残るスバルの自社軽乗用車名車 3選
スバルの自社製軽乗用車には記憶に残る名車が多いが、そのなかから特に印象を深いものを挙げてみる。
●スバル360(1958年)
スバル360はスバルの歴史の始まりとなったクルマというだけでなく、国民車的な存在というインパクトも持つ。
さらに軽量化のため採用されたモノコックボディやアクリル製のリアガラス、FRPパーツの使用。
キャビンスペースを広くするために採用されたトーションバースプリングなど、技術的にも中島飛行機を前身とするスバルらしい先進的なモデルだった。
●ヴィヴィオ(1992年)
ヴィヴィオはレックスの後継車となる軽セダンである。
スバルは平成に入り初代レガシィが成功したことで、会社が上り調子だったのもあり、ヴィヴィオ自体軽乗用車としては全体的にクオリティの高いモデルだった。
また、ヴィヴィオで印象深いのがスーパーチャージャーを搭載したスポーツモデルで、ヴィヴィオのスポーツモデルは激速だったのに加え、あのサファリラリーに参戦し完走するという好成績を収めた。
というクルマだけに、ヴィヴィオのスポーツモデルはいまだにマニアに愛されている。
●R1&R2(2004年&2003年)
ヴィヴィオは1998年の軽乗用車の規格改正のタイミングでハイトワゴンのプレオに移行し、その実質的な後継車となる軽セダンとして登場したのがR2だ。
R2のホイールベースを短縮し、2ドア化したスペシャリティな部分も持つモデルとなったのがR1である。
両車スバルらしい4気筒エンジンや四輪独立サスペンションを基盤に全体的に高い質感を備えていたのに加え、R1はクルマのキャラクターもありプレミアムなモデルでもあった。
しかし、R1は分かりにくさ、R2は軽セダンというジャンルの低迷により今一つパッとしないまま絶版となってしまった。
■スバルらしさを盛り込んだOEM車が誕生してほしい!!
今後スバルオリジナルの軽乗用車が復活するということは、残念ながらまずないだろう。
現在スバルの軽自動車はダイハツのOEMで、軽自動車が趣味性をあまり求められないジャンルなのを考えると難しいとは思う。
そのいっぽうで、86&BRZのようにダイハツのOEMでもスバルの味やスバルらしさを盛り込んだモデルが1台でもいいから登場すると存在感が増すことだろう。
そして、スバル自社製軽自動車の先輩方も喜んでくれるのではないだろうか。
【画像ギャラリー】いまだ大人気の6代目サンバー&記憶に残るスバルの自社製軽乗用車を写真で見る!(29枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方サンバー乗ってます、180000キロ乗りました、雪降れば後車輪上荷物室に砂袋2✕2乗せてます、走りますよ、エンジン下からの油漏れ修理しました、先月エンジンオイル室洗浄しました、エアコン高圧パイプ、コンプレッサー、ダイナモ交換しました、運転席は広いです、もう少し乗って居たいですね
他の軽メーカーと比較して、確かに4気筒エンジンなど、高コストなスバルの軽は、「商売」的には厳しかったのは分かる。
しかしエンジンの静かさや乗り心地等は、他の軽メーカーより良く、「商品」としては上だと思う。
しかし軽を購入する人々は、そこまで求めないんだね。
スバル製の軽が無くなったのは残念だけど、現在レヴォーグやBRZ、クロストレック等で元気なスバルを見れば、まあ良かったのかな、とも思う。