クルマ好きが当たり前だった時代、無数のカスタムパーツが存在。今も残るモノもあれば当然消えてしまったアイテムも……。今やほとんど見かけなくなったアイテムたちを一挙ご紹介!! ドンピシャ世代の方には感涙モノかも。
文:デグナー12(Team G)/写真:Adobe Stock・ベストカーWeb編集部
■マガジン容量が自慢のタネ!? マストだったCDチェンジャー
CDチェンジャーとは複数枚のCDを再生できるオーディオプレーヤー。複数のCDが入るマガジンに自分が聞きたいCDを入れ、車内や荷室に固定されていた。
オーディオ本体と接続することで、CDを入れ替えながら聞くことができた。マガジンは6連装や12連装などがあり、マガジンの容量が訴求ポイントになることも。
その後、HDDナビの登場により、容量の許す限りCDの音楽データをナビに取り込んでおくことが可能に。
今や音楽配信が主流となり、携帯電話とナビをBluetoothで接続することで、好きなだけ音楽を聴けるように。HDDナビが当たり前となった時点でCDチェンジャーの出番は激減してしまったのだ。
また、低音領域を出力するサブウーファーをトランクルームなどに設置し、重低音を響かせるクルマも激減!! 消滅こそしていないものの、シート下に格納できるタイプなど小型化や薄型設計など、主張が薄いものに。
テレビやYouTubeといった音楽以外のメディア環境の充実により、荷室スペースを削ってまで低音を求めるニーズが少なくなったとも考えられる。
■燃費も音質もアップ!? お手軽だったアーシング
アーシングとは、エンジンルーム内にアーシング線を追加し、電装品とバッテリーを直接結ぶことで電気の流れをスムーズにするというモノ。
通常、バッテリーのプラス配線は各電装品へ引かれているが、マイナスの配線はボディへ結ばれている。
アーシングは各電装品からのマイナスの電気を直接バッテリーに戻すもので、効果としてエンジンのトルク向上や燃費の向上。ヘッドライトの照度アップ、オーディオのノイズ軽減などが期待される。
マフラーや車高調のようにハッキリと違いが出るわけではないため、掛けたお金に対して満足感が得られにくいという意見も。
また、新しいクルマほど車両全体で電気的なバランスをコントロールしているため、アーシングすることで不具合が起きないよう、導入や取り付けを慎重に行う必要があり、以前よりもお手軽感が薄れてきた印象だ。
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