「プリウスα」はアウトドアブームに沸く今こそ活躍必至!?
標準モデルのプリウスに対してホイールベースを80mm、全長を155mm、全幅を30mm、全高を85mm拡大して5人乗りの2列シート車と7人乗り3列シート車の2タイプを設定したプリウスα。
そのデビューは2011年5月、優れた環境性能を象徴するプリウスのトライアングルシルエットをさらに進化させて広いスペースと空力性能を両立した、他にはない独自のエクステリアが個性を主張した。
また、トヨタ初となる開放感あふれる樹脂パノラマルーフや温度・風量・モードの切り替えをひとつのダイヤルで操作可能としたワンダイヤルエアコンディショナーコントロールに加え、レーダークルーズコントロールやLEDヘッドランプといった数々の先進の装備も話題となった。
2014年11月、個性や先進性をより強調するための外形意匠の変更や内装の質感向上を行うマイナーチェンジを実施。
この際にレーンディパーチャーアラート(LDA)やオートマチックハイビーム(AHB)の他、世界初のBi-Beam(バイビーム)やオートレベリング機能付LEDヘッドランプを採用するなど、プリウスαならではとも言える先進装備の充実が図られた。
さらに、2017年12月には専用装備を満載した「GR SPORT」も登場したが、2021年3月をもって生産終了。
晩年こそ販売は低迷したが、普段使いはもとより、レジャーやビジネスのシーンでも重宝されたプリウスαは確実にクルマファンの記憶に残るステーションワゴンではないだろうか。
いまや希少な愛すべき5ナンバーサイズセダンだった「アリオン」は充実装備も◎
31年間続いたカリーナの後継車として2001年12月に登場したアリオン。
同時発売されたプレミオとプラットフォームを共用する5ナンバーサイズのセダンは機能的なシートアレンジ、上質な内外装デザイン、低公害車相当の環境性能、快適な走りなど、その特長は枚挙にいとまがなかったが、なかでもラージクラスの室内空間を実現した新パッケージは好評を博した。
2006年8月にはトヨタ店のチャネル創立60周年を記念した60thスペシャルエディションも登場。
この特別仕様車にはスモーク調フロントグリル、木目調+本革巻き3本スポークステアリング、木目調+本革巻きシフトノブなど高級感を高める装備が商品力を高めていた。
そして、2007年6月のフルモデルチェンジではサイズこそほぼ初代を踏襲するものの室内はさらに広くなり、軽量化と高剛性化も図られた。
また、スマートエントリー&スタートシステム、カラーバックモニター、テレマティクスサービス「G-BOOK mX」に対応するHDDナビゲーションシステムなどの先進装備の採用も大きなトピックだった。
しかし、近年のセダン人気低迷にともなう販売不振によって、2021年3月に生産が終了。
これにより、現在新車で購入できる5ナンバーサイズのセダンはカローラ アクシオだけとなってしまったのは、カリーナ全盛時代を知るオールドファンにとっては寂しいかぎりだろう。
現在の中古車市場における各車の平均価格を見てみるとエスクァイアが200万円前後、マークXが120万円前後、ポルテが60万円前後、プリウスαが110万円前後、アリオンが100万円前後。
いずれのモデルもタマ数は豊富でよりどりみどりの状況にある。新車は値が張るし、納期も長い。だったら! いっそのこと中古車の購入も検討してみてはいかがだろうか?
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