動画投稿サイトなどで「あおり運転」の動画が多く投稿されている今日。よく考えればそのような動画を撮るために、後方に向けてドライブレコーダーを設置していることになる。
いろいろな考えがあるものの、後方にドライブレコーダーを設置することはうがった見方をすれば「やりすぎ」という意見もある。
本当の意味での自己防衛とはどのようなものか、国沢さんに聞きました。
文:国沢光宏/写真:編集部, AdobeStock
ベストカー2019年3月10日号
■前向きのドラレコは絶対装着すべし!!
最近クルマ通の間でよく話題に上がるのは「後方向きドライブレコーダーも付けるべきだろうか?」という話題。
もちろんクルマ通からすれば、前方向いたドライブレコーダー装着は当たり前のこと。付けない選択など有り得ない。
なにしろ今や3千円出せば充分使える中華ドライブレコーダーが通販で買える。機能としちゃまったく問題なし!
ちなみに私のもっとも使用頻度高いXC60は数年前台湾に行った時に「こんなんで使えるのか?」と買った2300円の中華ドラレコであります。
結論から書くと立派に使える。今や楽天でもアマゾンでも格安で購入可能─ということで3000円で買えるならドラレコ付けない理由がない。
おっと後方向けのドラレコの話でしたね。付けることによりどんなメリットが生まれるか考えてみたい。
おそらく読者の皆さん「あおり運転に遭った時」を最初に挙げると思うだろうが、そうじゃありません。そもそも私はあおられることって”ほぼ”ないです。
考えてほしい。追い越し車線の居座り走行をしたり、無理な車線変更をしない限り、誰だってあおり運転などしない。
あおられた時は、99%くらいあおられた側がケンカ売るようなことをやってます。私は空気読めない運転などしないため、あおられないのだった。
ただ1%くらい本物のオバカがいる。こいつら、前が詰まっていても&原因なくても車間距離詰めてくる。こらもう頭おかしいヤツだと割り切り、前に行かせる。
すると先行車をあおりまくるから笑える。やがて怖いヤツに捕まって殴られるから放置しておけばよい。
■追突事故の際の証拠に後方ドラレコの設置を
閑話休題。私は後方のドラレコも追突事故時の備えにすべきだと思ってる。最近追突事故時に「前のクルマが急にブレーキ掛けた!」と主張するオタンコが出てきた。
後方向けた動画残っていれば、有無を言わさず100%追突したほうに賠償させられます。
携帯とかいじってる姿が残っていたら、警察に提出すれば「裏ドラ」を乗せて絞ってくれるだろう。
警察の不法な取り締まりにも抵抗可能。追尾式の速度、自分の速度なのか警察車両の速度なのか不明。
言われるままに捕まっているのが現状だ。後方の動画あれば警察車両が内規どおり(赤灯を点けた状態で最低でも200mは同じ速度で追尾)の取り締まりかチェックできる。
警察車両が加速中に「ピュ〜!」とサイレン鳴らしたら、こらもう自分の車速じゃありません。
三つ目の効能はあおり運転の証拠画像を残しておけること。大型トラックのあおり運転は危険。超悪質だから警察に通報したい。
ということで後方用のドラレコだけれど、前向きに高機能タイプがあるなら後方は安価なノーブランド製品で充分だと思う。
逆に現在前方用に使っているドラレコが安価なタイプであればそいつを後方に移し、前向きはドライブ風景などの撮影にも使える高機能タイプとすればいい。
私のXC60も現在前方用に使っている中華ドラレコを後方用にし、前向きをキチンとしたタイプにしようと思っている。
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