SNSでもたびたび話題になる「日本にある愛車を韓国へフェリーで輸送し旅行する」エピソード。今回は30年近く前に愛車のフェラーリ348を韓国へ持ち込んだ清水草一氏の珍道中をご紹介!!
※本稿は2023年3月のものです
文/清水草一、ベストカー編集部、写真/清水草一、FavCars.com
初出:『ベストカー』2023年4月26日号
■愛車のフェラーリで韓国遠征、悪夢の紅葉渋滞130km
私の人生最大のドライブ武勇伝。それは1996年、自分のフェラーリ(348)をフェリーに乗せて韓国に渡り、釜山からソウルまで往復したことである!
現地では韓国の自動車雑誌が先導してくれたので、道に迷ったりすることはなかったが、何よりも厳しかったのは、到着当日、釜山からソウルまでの高速道路が、合計130kmくらい渋滞していたことである(交通情報がないので正確な距離は不明)。まさか……(涙)。
■相手がフェラーリだからって「手加減ゼロ!」
フェラーリで渋滞にはまるのは、日本でもつらいが、当時の韓国はそんなもんじゃなかった。運転がもの凄く荒い印象で、渋滞中、発進が一瞬でも遅れると即座に割り込まれる! 隙間が空けば、即割り込むのが20世紀の韓国流。
相手がフェラーリだからって手加減ゼロ! 渋滞の中では衝突事故が多発! 緊張感バリバリ! クラッチを踏む左足は、次第に無感覚になっていきました。
「なぜ今日はこんなに渋滞しているんでしょう?」
同行してもらった韓国の人にそう尋ねると、「今日は日曜日で天気もいいので、紅葉渋滞です」と言う。そうか、紅葉渋滞だったのか……。
紅葉渋滞で極度の緊張感を味わうとは思いませんでした! 油断してたぜ~~っ!
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コメント
コメントの使い方私も日本で乗っている車を韓国で走らせました。フェリー予約、国際免許発行、管轄陸運局で一時輸出許可もらい到着後入国審査、向こうの自賠責保険の様な保険に加入後上陸。車線が逆で信号や交差点のルールが少し違いますが、異国の地を日本から持ち込んだ車で走るのはとてもエキゾチックな体験でした。韓国のナンバー付いた右ハンドルの90マーク2や軽自動車のラパン、キューブなどが走っていたのにも驚きました。
94年式348spを所有していて御殿場のテスタ乗りと
gw中に沼津経由で伊豆に行き後悔したことがあります。
油圧クラッチとはいえ固いというよりも、深刻なのは
タイヤハウスでペダル類が右に寄ってるので、腰から下が
右に寄るために長時間両足をペダルに載せた状態は
非常に辛い。整体が必要なくらい。