■タイヤ空気圧の調整でさらに快適に
ということで試乗してみました。なるほど、これ以上やるとフワフワ感が出てくる一歩手前くらいまで減衰力を落としている。前述のとおり、標準車の電子制御はコンフォートで走行中にハンドルを切ると自動的に減衰力を上げてくれるが、e-Tuneの場合もまったく同じ。
コンフォートのまま高速道路を走っても、ワインディングロードを走っても、まったく不安定感なし! 単に真っすぐ走っている時の乗り心地がよくなるだけ。ただ、誰でもハッキリわかるほど快適になるかと聞かれたら、やや微妙。
標準車だって充分に乗り心地いいですから。加えて減衰力を落とすとタイヤの硬さが出てくる。レヴォーグの空気圧は前輪で260kPaと高め。
メーカー指定の空気圧はカタログ燃費などを考慮したものだから、もっと落としたって安全面での問題はない。220kPaくらいにしてやれば、さらに乗り心地はよくなると思う。
このあたり、メーカーの試乗会だからして“建前”が重要なので踏み切れないんだと思う。自分でe-Tuneをするなら空気圧を適性にしてみたい。さらに快適になりそう。
最もハードなスポーツ+は標準でも公道だと充分過ぎる減衰力設定だったため、e-Tuneだとお腹いっぱいになるほど。ただ、さすがザックス。ハネまくることもなかった。カタイのがお好きな人なら(私も若い頃はカタければカタいほど好みでした。笑)、けっこうハマると思う。
“+”が付かないスポーツは「少し硬め」というイメージ。ノーマルを選ぶと、文字どおり普通のクルマです。個人的には迷うことなくコンフォート&空気圧低めがよさそう。
【番外コラム】「SUBAROAD」っていったい何だ? ドライブ体験拡張アプリケーションサービス
「SUBAROAD」は通常のナビが案内するような効率的なルート案内ではなく、スバル車で走ることが楽しくなるようなルートを案内するエンタメ的要素を持ち合わせている体感アプリケーションサービス。
今回は千葉県の房総半島を一日かけてめぐるコースを選択。SUBAROADはあらかじめアプリでコースを選択することで、あとはスマホでの指示どおりに走行すれば、その土地の名跡や観光ポイントをSUBAROADの音声ガイドつきでめぐることが可能になる。
ドライブシーンに合ったBGMも自分で選択でき、その情報から自動的にシーンごとに合った音楽を配信してくれるのは心憎いところ。
実際にハリウッド映画、インディ・ジョーンズシリーズのメインBGMが2作目『魔宮の伝説』さながらの坑道のような走行時にかかった時は、まさに映画の「あのシーン」が蘇った!
【画像ギャラリー】これがイマドキのドライブだ!! スバル レヴォーグe-Tuneと「SUBAROAD」で房総半島をめぐる(17枚)画像ギャラリー
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