向かうところ敵なしのトヨタ GRヤリスでしか味わえないWRC直系の走りを体感せよ
トヨタ純血のロードゴーイングカーであるGRヤリス。WRC(世界ラリー選手権)では2019年から4年連続でドライバーズタイトルを、さらにはマニュファクチャラーズタイトルも2年連続で獲得する圧倒的な強さをみせている。
そんなGRヤリスは2020年9月に発売を開始。
「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されたトヨタ初となるモデルであり、トップグレードのRZ“High performance”、中間グレードのRZ、廉価グレードのRSという3グレードで構成される。
なかでも注目はやはり272psの最高出力と37.7kgmの最大トルクを発生する1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンのG16E-GTSを搭載するRZ“High performance”とRZだろう。
フリクションを低減するべくターボの軸受けにセラミックボールベアリングを採用したターボシステムは、ラリー常用域で最大のパフォーマンスを発揮するφ87.5×89.7mmのボア×ストロークや高強度アルミ製シリンダーヘッド&中空組み立てカムシャフトの採用と相まって驚くほどのハイレスポンスを実現。
加えて、あらゆる路面状況で4輪へのトルク配分を即座に制御してトラクションを確実に路面に伝達する前後駆動力可変システムを採用したスポーツ4WDシステムのGR-FOURや、スムーズな変速をアシストする6速インテリジェントマニュアルトランスミッションなどの専用装備もどっかんな加速感が恋しいおじさんを虜にすることは間違いない。
MAZDA2の1.5リッタークリーンディーゼルターボは優れた燃費性能だけが取り柄じゃない!
マツダブランドの鮮明化を目的に2019年7月に従来のデミオから車名を変更したMAZDA2。2023年3月に大幅な商品改良が行われた3代目にもターボチャージャーを採用したクリーンディーゼルエンジンが搭載されている。
1.5リッターでありながら25.5kg・m(AT車)という2.5リッターガソリンエンジンなみの最大トルクを実現したSKYACTIV-D 1.5エンジンは小型のシングルターボチャージャーの採用などにより、徹底した高効率化と軽量化を両立。
加えて、排ガスの吐出量を可変ノズルで制御して過給効率を高める可変ジオメトリーターボを採用することで低速域から高速域まで幅広く十分な過給圧を発揮するとともに、高速での出力・トルクを保証する回転センサーの採用と相まって高回転域でも伸びのあるパワーフィールを実現している。
また、SKYACTIV-D 1.5では燃料をより微粒子化して飛距離を抑え、最適な位置に拡散噴射することでシリンダー壁面と噴射した燃料との距離を確保して冷却損失を抑制するソレノイドインジェクターや、インジェクターから噴射された燃料を勢いよく燃焼室内に広げるためにピストンの中央部を盛り上げた段付エッグシェイプピストンといった小排気量エンジンを大幅に進化させる新たな技術も投入。
市街地はもちろん、ワインディングや高速道路で誰もが楽しく、安心して気持ち良く走れるエンジンに仕上げられているのだ。
それでいて優れた燃費性能も実現しているとくれば、もはや鬼に金棒である。
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