■日向に長時間クルマを駐車した時はどうする?
海や山、イベント会場など、日なたにクルマを駐車して、再び乗車して出発する場合、30分も停めていれば、車内の温度は50度を超える。
フロントウインドウにサンシェードを立てるなど、室内温度の上昇を抑える工夫をしても、いずれは50度近くまで上昇することになる。
猛烈に車内が暑いのであれば、まずは車内の熱い空気を追い出すことだ。左後席の窓を開けて、運転席のドアを4、5回開閉させて室内の熱い空気を追い出す方法もあるが、それだけでは効果は限定的だ。
スペースに余裕があれば、ドアやリアゲートを開けて、エアコンを外気導入のファン全開にしてエアコンシステム内の冷却と熱い空気を追い出そう。
早く室内温度を下げるのであれば、走りながら冷房を使ったほうがいい。アイドリングより、走行していたほうが冷房は強く効く。エンジン回転が上昇してコンプレッサーが多く稼動するだけでなく、走行風でコンデンサーが冷却されて、冷媒の液化が進むからだ。
アイドリングでは冷房のためだけにエンジンを使うので、無駄になるエネルギーも多いから、走行して移動しながら室内を冷やしたほうが燃費にもいい。
しかし50度近くに熱せられたシートに座って運転するのは不快だから、まずは熱気を追い出して、冷房を直接、座るシートに当てて冷やし、それから出発するのもいい。
瞬間冷却スプレーなどの冷却アイテムを使う手もあるが、ガソリンを使うのと同じくコストがかかるので、燃費向上策としてはいまひとつだ。
【画像ギャラリー】車内を冷え冷えにしたいけど燃費は悪くさせたくない! 両立させるには?(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方炎天下に車外でドアを2分間も開け閉めして、たったの7度で「下がった」とは言えないだろ。
実際にJAFのテストでドアの開閉は効果なしって結果出てんだろ?