■アイドリングストップと冷房はどう使い分けるか
アイドリングストップ車でもエアコンの使い始めなど、空調が大きく働いている時には信号待ちでもアイドリングストップが働かないこともあるが、通常は信号待ちでアイドリングストップが効いてしまうとエアコンも効かなくなってしまうことが多い。
真夏であれば、エンジンの再始動とエアコン風量を増大させるためのブロアファンの高回転利用を繰り返すのは、電力消費が大きく、オルタネータの負担になって燃費にも影響するし、バッテリーの劣化も進めてしまう。
そもそも燃費向上のための機構だが、以前のカタログ燃費であるJC08モードでは効果が認められたものの、現行のWLTCモードでのアイドリングストップ機構ありとなしの燃費は、以前にテストした市街地でのアルファードの燃費差では0.9km/Lと出た。これをどうみるか? その効果は微妙だと思う。
つまり実燃費での効果も限られたものであり、バッテリーの寿命が縮まることを考えるとトータルでエコロジーではないし、あまりエコノミーでもないのだ。
真夏は基本的にアイドリングストップをキャンセルしたほうがいいだろう。車種によってキャンセラーを装着できるなら、装着してしまってもいいのではないだろうか。
コメント
コメントの使い方炎天下に車外でドアを2分間も開け閉めして、たったの7度で「下がった」とは言えないだろ。
実際にJAFのテストでドアの開閉は効果なしって結果出てんだろ?