■夏休みで増えた交通量分の料金でゴミ処理くらいできるはず
基本的に我が国はゴミ箱の設置をしたがらない。インバウンドからも「ゴミ箱がない」という不満もたっくさん出ている。京都などの人気観光地を見ると、ゴミ箱がないから道ばたに捨てる輩まで出てきている。
テロ対策ということでゴミ箱を減らしたら処理コストも減ってウマー、ということらしい。夏休みのゴミ問題だって根っこは一緒。本来なら行政でカバーすることでしょう。
ちなみにSAやPAのゴミ捨て問題、過激に反応するのは遊びにも行かず、税金を払っていそうにない自宅警備員(家で文句ばっかり書き込んでいる皆さん)ばかり。少なくない税金を払っている人からすれば休日に出たゴミくらい引き取って欲しいし、世界一高い高速料金を払っていると「SAやPAはテナントから高い出店費用を取っているんだからゴミくらい処分したらいい」と思う。
加えて高速道路であればゴミの処理だって簡単。地元の処理施設が一杯なら余力のある地域までトラックで運べばいい。そのくらいの処理コストは夏休みに増える通行料金分で充分以上にカバーできることだろう。
そもそも世界一高い通行料金を払っている人とNEXCOの問題であり、ゴミ問題を取り上げるメディアや自宅警備員と違う世界で起きていること。首を突っ込まなくてよろしい。
NEXCOからすれば交通量1万台の平日と、交通量5万台になる夏の行楽日で比べたら経費も変わらず。純粋な増収になる。そこからスズメの涙くらいの費用をゴミ処理に回したっていい。というか、なぜそうしないで文句を言う?
■基本的には高速道路でのSA・PAでゴミ箱設置を増やすべきかと
NEXCOが顧客第一の民間企業なら、当然の増収でウハウハになる書き入れ時はゴミ箱を大幅に増やすなど顧客サービスをするだろう。メディアもNEXCOを責めていただきたい。
100歩譲ってNEXCOがSAやPAの一角でゴミを有料で受け入れてくれたっていいだろう。その場合、地元に太っ腹な処理費用をキッチリ払うことで地方自治も潤う。利用者は事業系(飲食店などのゴミ処理費用)のゴミと同じく45L袋で300円程度のゴミ棄て費用を払ったっていい。ケチなNEXCOだって損をしないですむ。利用者は喜んで300円払うと思う。
いずれにしろNEXCOは解決策をまったく出さないまま「迷惑だ!」と嘆く。そしてネタが欲しいメディアは取材に行き、「なんでゴミを持ち込んだんだ!」と責める。自宅警備員たちは「そうだ、ゴミは持ち帰れ」と騒ぐ。夏の風物詩ですね。
という状況を見てどう考えるかは読んでいる人の立場によって変わってくるかと。やはり、収入が増える夏休みはゴミ箱を増やすべきだと考えます。
こうやって「費用は負担してもいいよ」と説明したって夏休みの予定がない負け組の皆さんは「遊んだゴミなら持ち帰れ!」と騒ぐでしょうね。
【画像ギャラリー】世界一高い高速通行料を支払っている日本のユーザーは夏休みにレジャーで出るゴミをどうするべきなのか?(4枚)画像ギャラリー





コメント
コメントの使い方