■意外とハードルが高し!! リアカメラの設置はルール厳密だった
そして原因究明に協力してくれたショップからも「バックカメラを装着する際には「外装の技術基準」をクリアしないといけない」という話も教えてもらった。
ショップによれば「自動車の外部表面において、直系100mmの球体が接触する範囲に鋭く突起した部分があると保安基準に適合しない」とのことだ。かなり簡単に言うとカメラステーが剥き出しになるとNGということなのだ。
昨今はかなりこのルールに抵触する市販のリアカメラは減っているので、名のあるメーカーであればその部分はそれほど心配しなくて良いとのことだ。
ただ一方でネット販売されているよくわからない商品に関しては「ステーの形状とかかなり適当」なものもあるので注意が必要なのだ。
■やっぱプロが安心!? 角度など条件が満載だった
まず取り付けに関しては、よほど腕に自信がある人以外はショップなどに任せた方が良い。
今回の規準に合わせたエーミング(調整)や「このクルマだとこの位置のカメラ設置は車検が通らない可能性が高い」など多くのノウハウを持っているからだ。
前出のショップも「うちの営業って訳じゃなく(笑)、車種の形状でリアカメラの取り付け位置や配線はかなり異なる。昨今だとリアスポイラーの下など後方視界を妨げず、かつ規準にあった角度で設置するなどノウハウが必要。あと車高の低いクルマもそうだが、実はSUVの取り付けも難しい」とのことだ。
筆者はとても自信は無いし、ドラレコでもそうだったのだが、しっかり調整するノウハウを持つショップに任せることにしている。
■実はバックカメラが全てではない
ただ世の中にはどうしてもリアカメラが取り付けられないクルマも存在する。それに関しては条文をよく読むと「バックカメラ、検知システムまたはミラー」と表記されている。
つまりこの場合、リアカメラではなく、バックセンサーであればOKになる。もちろんセンサーの場合は前述した検知(確認)範囲は異なるし、実際映像は見えていないので、より注意が必要になるが、これもショップ等で相談してみると良いだろう。
純正ですでにバックカメラが装着されているので問題はないが、中古車などでリアカメラが装着されていない、またはディーラーオプションでも設定が無い場合は市販品に頼ることになる。
カメラの出力先を小さな(専用)モニターで行うのか、それとカーナビと連携させるのか、また昨今人気のDA(ディスプレイオーディオ)など車種や予算にもよるが、使い勝手も含めてバランスに優れているのはカーナビやDAとの連携だろう。
多くのリアカメラの出力はRCA型が多いのでこれと連携できるものであれば汎用性は高くなる。
【画像ギャラリー】ええええ、このクルマも対象!? 新ルールで様変わりしそうなクルマたち(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方そもそも旧車にリアカメラ等は不要だし、令和4年5月以前から継続生産・販売されている車型なら令和6年5月までに販売・登録されていれば、やはりリアカメラ等は不要。
記者のお友達の旧車が車検に通らなかったのは、他の保安基準(内外装基準)をクリアできていないことが主因で、リアカメラを外す、つまり「後退時車両直後確認装置」が「無い状態」にして車検を通っているのだから、この記事の本題とは関係のない話。
記事の内容が紛らわしい、誤解を招きやすい。
過去に生産された車にも装着義務があるように読み取ってる人が多い。
もう少し、一般の人にもわかりやすい記事を。