■トラクション性能を追求したTスペック登場(GT-R MY22 2021年)
2021年2月にNISMOが一部改良を施し、10月に2022年モデルを発売。エンジンはピストンリングやコンロッド、クランクシャフトなどの重量バランスを高い精度で管理。また、ベテラン職人の手組みであることを証明する専用カラーの「匠」ネームプレートも貼り付けられる。
このNISMOには専用のレカロ製カーボンバックバケットシートが装備され、外観ではNACAダクト装備のカーボン製エンジンフードやレイズ製鍛造アルミホイールが目を引く。
基準車ベースのTスペックはトラクション性能を追求したモデルで限定販売された。
●進化ポイント
・基準車をベースにTスペックを新設定
・専用カーボンセラミックブレーキの採用
・専用カーボン製リアスポイラーの採用
・専用カーボン製ルーフ&トランクリッド採用
・新ボディカラーの追加
■生産終了の噂が絶えなかったが騒音規制に適合させて生き残った(GT-R MY24 2023年)
2023年3月にマイチェンを行い、4月下旬から空力特性を向上させた2024年モデルを発売している。高次元の車両トータルパフォーマンスを追求し、フロントとリアのバンパー、そしてリアスポイラーのデザインを変えて空気抵抗を増やすことなくダウンフォース効果を高めた。
また、タイヤの接地性を高め、ハンドリング性能に磨きをかけて洗練された乗り味を実現しているのも特徴だ。新車外騒音規制に対応させるために新構造のマフラーを採用したことも特筆できる。動力性能は変わらないが、不快なノイズを減らし、耳に心地よいサウンドを実現した。
●進化ポイント
・新車外騒音規制に適合させる新開発マフラー採用し、走行時の振動、騒音を大幅に低減
・フロントの新デザイン
・リアスポイラーのデザイン&取付位置変更
・リアウイングを高い位置にセット(NISMO)
【番外コラム】GT-Rの価格のハナシ
2007年にデビューした時のGT-Rの標準グレードは777万円!! 今考えれば超バーゲンプライス。2010年に登場したピュアエディションは869万4000円だったのに対し、MY24は1375万円。約13年で1.5倍超となっているのにビックリ。
【画像ギャラリー】世界中のクルマ好きを夢中にさせる圧巻の走行性能!! 日産 GT-Rの歴史(25枚)画像ギャラリー
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