早めの対応が重要! クルマに付いた虫をキレイに取り除く方法
愛車にこびり付いた虫の死骸は、その都度こまめに除去しておくのがベスト。
付着してからあまり時間が経過しておらず完全に乾いてしまう前であれば、たっぷり水をかけてから柔らかいクロスやスポンジなどで拭き取るだけで簡単に落とすことができる。
もちろん通常の洗車時と同様に、カーシャンプーなどを使用すれば対策はより万全に。その際は、たんぱく質を溶かす作用のあるアルカリ性の洗剤をチョイスすると、より効果的に虫を取り除くことができる。
また、完全に乾いてしまった手ごわい虫の除去には、カー用品店やホームセンターなどで入手できる専用クリーナーが強い味方に。
虫取り用クリーナーは広範囲に使用できるスプレータイプが一般的だが、なかにはこびりついた虫の死骸をしっかりと包み込んで落とす泡スプレータイプもあるので、汚れの状況に合わせて選びたい。
携帯性に優れるウエットティッシュのようなシート状の虫取りクリーナーもあり、こちらのタイプは、出先などでボディやガラスに付着した虫に気がついたらすぐその場で取り出し、サッと拭き取れるので便利だ。
高速道路を使った夜のドライブや、キャンプ、アウトドアレジャーなどで虫の多い山間部などに出かけるのであれば、クルマにこびり付いた虫にすぐさま対応できるよう、ペットボトルに入れた洗浄用の水や専用クリーナーといった虫対策グッズを前もって車内に用意しておくといいかもしれない。
できれば未然に防ぎたい! 虫がこびり付かないようにする効果的な防止法は?
やっかいな虫たちをできるだけクルマにこびり付かないようにするにはどうしたらよいのだろうか? まず有効とされるのが、ワックスがけやコーティング加工だ。
ボディであればボディワックス、フロントガラスであればガラスコーティング剤など、使用する箇所に合ったものをあらかじめ塗り込んでおくことで、虫がこびり付くのをある程度防止でき、こびりついてしまった場合も除去しやすくなる。
また、ヘッドライトに集まる虫を軽減させる手段として、ライトバルブのLED化も考えられる。
近年は標準装備とされている車種も多く見られるLEDヘッドライトは、ハロゲンランプやHID球と比較して紫外線を発する量が少ないため、虫があまり寄ってこないというメリットがある。
車種にもよるが、最近では交換するだけで簡単にLED化ができるバルブ類もあるため、いま使用しているハロゲンバルブが寿命になったタイミングなどに導入を検討してみるのもいいだろう。
さらに、できるだけスピードを抑えて走行することでも虫がこびり付く確率をある程度抑えることができる。虫が多いと思われる山間部や夜間は、安全も考慮してスピードを抑えた運転に徹することで、愛車を虫被害から守れるというわけだ。
とはいえ、虫のこびり付きを完全になくすことは残念ながらほぼ不可能に近い。虫で汚れている箇所を見つけたら、すぐさま拭き取るなどできるだけ早めに対処することが、愛車を守る秘訣ということになりそうだ。
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