■3位:ホンダ フリード(販売台数:2万8072台)
フリードは、シエンタほど攻めたデザインではないが、ホンダならではのパッケージングのよさも光っている。万人受けするクセのないエクステリアデザインで、2列目の座り心地もいいなど、ミニバンに要求されるツボを上手に押さえているのが人気者になった理由のひとつだ。
ただし、シエンタが新しくなったから、この先は追走するのは難しいように思える。健闘しているが、ルーミーの後塵を拝しているのは、ホンダの販売力が落ちていることも影響しているのだろう。
●150字でわかるホンダ フリード
最大の売りは、シエンタに負けない優れたパッケージングだ。3列シート仕様は快適な6人乗りと便利な7人乗りを設定している。また、2列シート5人乗りのフリードプラスは荷室の使い勝手がいい。ハイブリッド車も設定するが、1世代前のシステムだからEV感覚は希薄だ。クロスターやモデューロXがあるのも魅力である。
■TOP3以外にもほめたいコンパクトミニバン:スズキ ソリオ
トップ3にはおよばないが、あっぱれと言えるのがスズキのソリオだ。ルーミーとダイハツのトールは、このソリオの好調に待ったをかけるべく開発された刺客なのである。元祖とも言えるソリオは販売面で負けているが、実は実力派だ。
4気筒エンジンはスムーズだし、ハイブリッド車は実用燃費も一歩上を行く。また、乗り心地やハンドリングもレベルが高い。
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