■「軽ユーザー=倹約家」ってワケじゃない!
ライバルの2台はFFだったこともあって車重の軽さからくる軽快感はあるんだけど、そのぶん軽にありがちなひょこひょこ落ち着かない乗り味が時として顔を出す。
たぶん、全開加速性能を比べたらデリカミニが最後尾になりそうだけど、普段使いの落ち着いた乗り心地や安心感のあるハンドリングは出色の仕上がり。軽でも「高いクルマはやっぱりいい」という不変の原則が生きているように思ったね。
軽自動車はコスパ重視が主流なのは事実。だからといってみんながみんな「安いから軽を選んでる」わけじゃない。
デリカミニの人気ぶりを見るにつけ、さすが軽のユーザーは懐が深いなぁと感心するばかりでございます。
【番外コラム】4WD性能どれが優れている?
ジムニーをほぼ唯一の例外として、軽自動車の4WDシステムは“オンデマンド型”、いわゆる生活四駆だ。
機構としては、FFのミッションからトランスファーギア→プロペラシャフト→ビスカスカップリング→リアデフと動力が伝達される。
部品点数も最小限だし、ビスカスカップリングは前後輪に回転差が生じた時(つまり前輪が滑った時)はじめてトルクが発生する仕組みだから制御も不要。コストとスペースの制約が厳しい軽自動車にはうってつけのメカニズムと言える。
ただし、ビスカスは「滑ったらトルク発生」という原理だけに、レスポンスにはやや難ありという評価。その欠点をカバーするため、デリカミニは前後輪の減速比をわずかに変えてあり、前輪のほうが少し早く回るようにセットされている。
これによって、ビスカスカップリングに適度な予圧がかかり、滑った時のレスポンスがかなり改善されている。4WDに一家言ある三菱らしいこだわりですね。
●デリカミニT Premium(4WD)
・価格:223万8500円
・WLTCモード燃費:17.5km/L
・全長:3395mm
・全幅:1475mm
・全高:1830mm
・ホイールベース:2495mm
・室内長×室内幅×室内高:2200×1335×1390mm
・車両重量:1060kg
・最小回転半径:4.9m
・最低地上高:160mm
・エンジン:直列3気筒DOHCターボ
・排気量:659cc
・最高出力:64ps/5600rpm
・最大トルク:10.2kgm/2400-4000rpm
・モーター出力/トルク:2.7ps/4.1kgm
・トランスミッション:CVT
・サスペンション:ストラット/トーションビーム
・タイヤサイズ:165/60R15
●タントファンクロスターボ(FF)
・価格:180万8500円(193万0500円)
・WLTCモード燃費:20.6km/L(19.6km/L)
・全長:3395mm
・全幅:1475mm
・全高:1785mm(1805mm)
・ホイールベース:2460mm
・室内長×室内幅×室内高:2125×1350×1370mm
・車両重量:940kg(990kg)
・最小回転半径:4.7m
・最低地上高:150mm(165mm)
・エンジン:直列3気筒DOHC
・排気量:658cc
・最高出力:64ps/6400rpm
・最大トルク:10.2kgm/3600rpm
・モーター出力/トルク:―
・トランスミッション:CVT
・サスペンション:ストラット/トーションビーム
・タイヤサイズ:165/55R15
※( )内は4WDの数値
●スペーシアギアハイブリッドZXターボ(FF)
・価格:180万2900円(192万2800円)
・WLTCモード燃費:19.8km/L(19.2km/L)
・全長:3395mm
・全幅:1475mm
・全高:1800mm
・ホイールベース:2460mm
・室内長×室内幅×室内高:2155×1345×1410mm
・車両重量:890kg(940kg)
・最小回転半径:4.4m
・最低地上高:150mm
・エンジン:直列3気筒DOHCターボ
・排気量:658cc
・最高出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.0kgm/3000rpm
・モーター出力/トルク:3.1ps/5.1kgm
・トランスミッション:CVT
・サスペンション:ストラット/トーションビーム
・タイヤサイズ:155/65R14
※( )内は4WDの数値
コメント
コメントの使い方タフトは安っぽいうえダイハツのブランイメージ低下によって売れてません。同じカタチってだけでまとめないで。シルエットが異なるだけキャストはまだ許せた。でもタフトはパクリじゃん。パクっといて不正するとかさ。リスペクトわい。タフトが不正の該当車種でないとはいえ、メーカーがその体質じゃあね。
コンスタントな登録台数を見れば、主力ではないにせよハスラーとタフトで一定の市場を形成しているのは明らかでしょう。まるで販売が振るわないような記述には違和感があります。
また、記事中の比較内容にしても、4WDとFFを比較するのは論外です。複数の車種を比較する場合は、対象の妥当性をきちんと検討するべきです。
タフトは安っぽいうえダイハツのブランイメージ低下によって売れてません。同じカタチってだけでまとめないで。シルエットが異なるだけキャストはまだ許せた。でもタフトはパクリじゃん。パクっといて不正するとかさ。リスペクトわい。タフトが不正の該当車種でないとはいえ、メーカーがその体質じゃあね。