なぜ初代P10プリメーラは偉大だったのか? 日産車に末裔が残っていないワケ

■2代目はキープコンセプトで登場し、3代目で消滅

1995年に登場した2代目のP11型プリメーラはキープコンセプトを採用。姉妹車にはプリメーラカミノも設定された
1995年に登場した2代目のP11型プリメーラはキープコンセプトを採用。姉妹車にはプリメーラカミノも設定された

 プリメーラは1995年に初めてのモデルチェンジを行った。初代が好評だったため2代目はキープコンセプトで登場している。ホイールベースを延ばし、リアサスペンションを変更して快適なファミリーカーに生まれ変わった。

2001年に登場した3代目P12プリメーラはイメージをガラリと変えてきたが、この3代目で消滅することに
2001年に登場した3代目P12プリメーラはイメージをガラリと変えてきたが、この3代目で消滅することに

 だが、新鮮味がなかったのか、販売はそれなりにとどまっている。そこで2001年に登場した3代目は、デザインを大きく変えた。

 が、ルノー傘下に組み込まれて日産が元気を失っていた時期だったこともあり、販売は伸び悩んだ。プリメーラは3代目で消滅し、いつしか忘れ去られている。

 これ以降、日産からはハンドリング性能がよく、パッケージングにもこだわったFFセダンが誕生していない。

 100年に一度の大変革機と言われている今、衝撃のデビューを飾った初代プリメーラの再来を、多くのクルマ好きと日産ファンが期待しているはずだ。

【画像ギャラリー】日産で最も成功したFFミドルクラスセダンが初代P10型プリメーラだった!(15枚)画像ギャラリー

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