ガソリン価格の高騰が続いている。2023年8月末には、全国平均で1リットルあたり185.6円にもなり、1990年以降で最高値を更新。政府による補助金の縮小や原油価格が再び上昇傾向となったことなどが理由のようで、一時は「いよいよ1リットルあたり200円台に突入か」と思われたが、岸田総理大臣が補助金を段階的に拡充する方針を表明したことで、とりあえずは回避されるもようだ。
ただ、その拡充される補助金も「年内は継続」とされていることから、最悪年明けにも打ち切られる可能性があり、そうなるとまた「1リットルあたり200円」がみえてくる可能性がある。もうここまでガソリン代が上がってしまうと、多少車両購入費用が高くても、BEVのほうがトータルで得なのではないのか… ということで、BEVとガソリン車をコスト面で徹底比較してみた。
文:吉川賢一
写真:NISSAN、Adobe Stock
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