ガソリン価格の高騰が続いている。2023年8月末には、全国平均で1リットルあたり185.6円にもなり、1990年以降で最高値を更新。政府による補助金の縮小や原油価格が再び上昇傾向となったことなどが理由のようで、一時は「いよいよ1リットルあたり200円台に突入か」と思われたが、岸田総理大臣が補助金を段階的に拡充する方針を表明したことで、とりあえずは回避されるもようだ。
ただ、その拡充される補助金も「年内は継続」とされていることから、最悪年明けにも打ち切られる可能性があり、そうなるとまた「1リットルあたり200円」がみえてくる可能性がある。もうここまでガソリン代が上がってしまうと、多少車両購入費用が高くても、BEVのほうがトータルで得なのではないのか… ということで、BEVとガソリン車をコスト面で徹底比較してみた。
文:吉川賢一
写真:NISSAN、Adobe Stock
コメント
コメントの使い方EVはまだ、コスパの点で弱いと思いますし電力を作る分の二酸化炭素排出を考えればエコと胸を張れるかはわかりません(水素も同じことですが)。軽ならR06D+ハイブリッド+スズキならでは軽量ボディのハスラーやワゴンR系のNAで充分です。試乗してみると、NAでも最近のスズキ車はよく走りますから。
EVを勧めてくるメーカーにろくなのいない。
基本は内燃機関、せいぜいハイブリッド。
そしてEVを徹底駆除するため、またカーボンニュートラルと使いやすさと安全性を考えると水素シフトしかない。
日本人なら水素社会に賛成しかないはずだ。
サクラはBEVの中でも安価なほうで、搭載バッテリーも小さく軽くパワーも低め。それでも現時点でICEのほうが得……って試算が出るくらいだから、もっと大きいBEVは言わずもがな、ってとこだよね。
LCAの観点からCO2の排出量を見てみても、確かに本体はゼロだが、電源の原資・電池の生産過程・廃棄処理過程で大量に排出してる。実は全然地球に優しくないのである。更に高コスト。デメリットしかない!
今はEV黎明期です。補助金に釣られずに、待つべき時です。
環境負荷を増やして不便を高額で買う、全く理に適っていないのが現状のBEVです。
他にも渋滞リスク・発火リスク・経年性能低下・廃棄問題どれも全部深刻です。今焦って買う理由が本当にあるのか、冷静に考えてみてください