ヘッドライトを必ず点灯!! トンネルには危険がいっぱい!! ツボを押さえた「トンネル走り」4選

トンネルの壁への恐怖感が事故を誘発!

緊張感をもって走るべし!!  危険がいっぱい!! ツボを押さえた「トンネルの走り方」再考
閉鎖された空間ならではの圧迫感から、トンネル内での走行を怖いと感じてしまう人の多くは、ついつい壁の方に目線がいってしまい、それを避けようと無意識にセンターライン寄りを走行してしまう

 暗く、閉鎖された空間で多くのクルマが行き交うトンネル内は、ペーパードライバーなど日頃クルマを運転しない人にとってはどうしても怖さを感じてしまうかもしれない。

 そんな人の多くは、トンネル内の壁を意識しすぎるあまり目線がついそちらに行ってしまい、無意識のうちに壁を避ける逆方向へとクルマを走らせてしまう。

 高速道路など片側二車線道路の場合、左右それぞれの車線を並走するクルマが同時これをやってしまうと、双方がセンターライン側に寄ることでクルマ同士の間隔が狭くなり、非常に危険なことに。

 さらに片側一車線の道路の場合は対向車線を走るクルマ同士がセンターライン側に寄った状態ですれ違うことになるため、正面衝突の危険すらある。

 トンネル内で壁が怖いと感じたら、まず目線を意識的にまっすぐ向けることが肝心。これだけでもある程度は恐怖心を和らげることができ、車線内の真ん中を走ることができるようになるはずだ。

 また、トンネル内のカーブでは特に車線をはみ出す危険性が高まるため、サイドミラーを使い、自分が車線の真ん中をきちんと走れているかを常に確認しておきたい。

 片側一車線の道路の場合は基本的には追い越し禁止となっていることがほとんどだが、仮に禁止されていなくても、トンネル内での追い越しや車線変更はリスクを伴うため、よほどのことがない限り、避けたほうがいいだろう。

トンネルの先には危険が待っている!? 気が抜けないトンネルの出口

緊張感をもって走るべし!!  危険がいっぱい!! ツボを押さえた「トンネルの走り方」再考
暗いトンネルの中から急に明るい外に出たことで目がくらみ、視界が真っ白に! 晴天時の日中にはありがちなシチュエーションだが、恐怖のあまり急ブレーキを踏んでしまうと後ろから来るクルマに追突されてしまう危険も

 長いトンネルが終わり、やっと出口が見えてきたからといって安心してはいけない。トンネルの出口を付近にもまた気をつけなければいけないポイントがいくつもあるからだ。

 まず注意したいのがトンネル内を走行中に点灯していたライトを消すタイミング。出口が見えたところでつい早めにライトを消してしまう人もいるが、ライトはトンネルを完全に出てから消すのが基本だ。

 その理由は、早めにライトを消してしまうと、これからトンネルに入ろうとしている対向車線を走るクルマから自分のクルマの存在が見えない可能性があるから。

 山間部など複数のトンネルが連続する区間でライトのオン・オフのタイミングが難しい場合は、ライトは点けたまま走行する方が安全なうえ、運転にも集中できるはずだ。

 またもうひとつ気をつけておきたいのがトンネル出口での急激な環境の変化だ。

 晴天時の日中であれば、暗いトンネルから外に出た途端、周辺の明るさに目がくらみ、視界が白くかすんでしまうことがあるが、見えないことからくる恐怖心から急ブレーキを踏んでしまうのは追突などの事故の原因にもなるため、絶対にやめよう。

 視界は数秒で回復するためまずは慌てないことが肝心。その備えとしてトンネルの出る直前にほんの少し目を細めておくと、急な明るさの変化にもある程度対処することができる。

 加えて天気が変わりやすい山間部ではトンネルの出た先の天候が入口とは大きく異なることもある。

 入口では晴れていたはずがトンネルを出た途端土砂降りやというのはよくあることで、雨以外にも海沿いを走る道路であれば強い横風などにも十分に気をつけたい。

【画像ギャラリー】トンネルに潜む危険をもう一度確認しよう(13枚)画像ギャラリー

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