■ランクルなのに電動パワステで大丈夫?
70はもちろんのこと、150系プラドや現在の300など、ランドクルーザーのパワーステアリングは一貫してコンベンショナルな油圧式が使われてきた。これは言うまでもなく安定した信頼性が得られるという理由とともに、故障時の修理のしやすさ、代替部品の入手のしやすさなども背景にある。
しかし、250ではついに電動パワステ(EPS)を採用。開発陣は「タンドラで先行採用し、耐久性、信頼性などは確認済みです」という。ちなみにレクサスLXではEPS採用済みだ。
■悪路走破性は300を上回るって本当?
ラダーフレームをはじめとした基本プラットフォームを300と共通とする250。300譲りの「マルチテレインコントロール」を採用。エンジン、サスペンション、ブレーキなどを統合制御することで、さまざまな路面状況で最適な走破性を実現する。
またスイッチ操作でフロントスタビライザーの締結をフリーにするSDMを装備。モーグル路など凹凸の激しいオフロードで、左右フロントサスの動きを大きくすることでより確実な接地を確保するとともに、車体の揺すられを抑え、安定した乗り心地を実現する。
ラダーフレームはプラドに対し剛性150%。車体のねじれ剛性はスポット溶接打点160カ所増、構造接着剤採用部位拡大などで30%向上し、悪路での機動性を高めている。
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