クラウン・マツダ3… なんでセダンじゃダメか&200万円で買える嬉しいセダン3選


■ニューモデルの姿から占う「セダンの新しい風」

(TEXT/編集部)

 さて、ここでは今後に登場を控えているセダンの新型モデルに照準を合わせ、セダンの可能性や方向性について考えてみたい。

 まずは、上の項で画像を先出しした、マツダが上級FRサルーン市場に再参入するモデルとして2020年の登場が予定されている新型FRセダン。

マツダが2020年にDセグメントの上級FRサルーンとして投入する予定のFRセダン。メルセデスベンツCクラスやBMW3シリーズなど、ドイツ勢のDセグモデルに対するライバルになり得るのか!?(画像はベストカー予想CG)
こちらは日本でも5月から販売が開始されたの新型マツダ3セダン。5ドアハッチバックとの差別化が強まった

 この市場には、現状ではトヨタと日産の両社しかないため、輸入車ブランドにユーザーが流れてしまっているのだが、それを再び引き入れるためにマツダが満を持して投入するスタイリッシュサルーンだ。

 マツダが2017年の東京モーターショーで出展したビジョンクーペで見せた次世代の魂動デザインが採用されることは間違いない。

 今年、先行して市販される新型マツダ3セダンを含め、マツダの繰り出すセダンはデザイン面で今後の潮流を作り出す可能性が高そうだ。

 続いて今年はカローラセダンがフルモデルチェンジを受ける予定で、カローラスポーツのセダン版として日本でも新たに全幅1700mmを超えた3ナンバー車に生まれ変わることになる。

スポーティになる新型カローラセダン(画像はベストカー予想CG)

 現行カローラアクシオがヴィッツベースのBプラットフォームモデルであるのに比べ、この新型カローラセダンはCセグとなり、ワイドでスタイリッシュな印象だ。

 とはいえ、日本仕様は北米仕様の全幅1780mmよりも控えめな1745mmにおさまるもよう。

 写真は北米のスポーティモデルXSEだが、今度のカローラはハッチバック以外にセダンも格好いいモデルとして充分期待できそうだ。

 また、2021年にフルモデルチェンジされる予定のレクサスISも国産セダンとして注目しておきたいモデル。

2021年、次期型レクサスISにはBMW製の直6、3Lターボを搭載したIS Fが復活する可能性が高い(画像はベストカー予想CG)

 BMW製の直6、3Lターボを積んだモデルが新生IS Fとして復活する可能性が高く、パフォーマンスの面でも低迷するセダン市場にインパクトを与えそうな予感。

 スタイルは現行ISからのキープコンセプトだが、スピンドルグリルを中心としたフロントマスクはより迫力を増し、スタイリッシュなプレミアムDセグスポーティセダンとして登場する予定だ。

 こうして新型モデルの情報を見るかぎり、セダンもまだまだ捨てたもんじゃないんじゃないか!?

TNGAプラットフォームによる全面刷新で生まれ変わった現行クラウン。国産有数の歴史を持ち、現行型はニュルで鍛え込まれた伝統のセダンは特にリアスタイルが4ドアクーペを彷彿とさせるCピラーラインが特徴的となっている。国産セダン派最後の希望の光ともいえる存在であろう

■ハデさはなくても、その実力は侮れない!! 200万円前後で買えるセダンモデル 3選

 最後は200万前後で買える国産優良セダンを3台紹介したい。

 地味かもしれないが、今回ここまで紹介してきたクルマたちの、セダンならではが持つスタイルの美しさには、きっと誰しもが抗えないはず。

「黄昏の時期」と言われてしまって久しいセダンだが、その復権の時を夢見ながら乗り続ける者たちがいることも、時折思いだしてもらえたら嬉しい。

(TEXT/渡辺陽一郎)

●スバル インプレッサG4 1.6i-L EyeSight(価格:194万4000~216万円)

115ps/15.1kgm発生の1.6Lエンジンはさほどパワフルではないが、スバル・グローバル・プラットフォームが醸し出す上質な乗り味は特筆もの。先進安全装備、アイサイトも嬉しい

 今のセダンは大半が海外向けに開発され、5ナンバーサイズに収まるのは4車種しかない。低価格車を見つけにくい状態だ。

 そのなかで最も推奨度が高い車種は、インプレッサG4だ。3ナンバーだが、全幅は1800mm以下に収まり、水平基調のボディは視界もよいから運転がしやすい。車内は広く、後席足元空間にも余裕があるから、大人4名乗車も快適だ。

 プラットフォームの設計が新しいため走行安定性と乗り心地もいい。緊急自動ブレーキを作動させるアイサイトは、歩行者とクルマに加えて自転車も検知可能。

 それでいて1.6Lエンジン搭載車は価格控えめ。1.6i-Lアイサイトは、2WDが194万円少々だ。

●ホンダ グレイスLX(価格:176万9040~198万5040円)

モデル中、唯一のピュアガソリン車。1.5Lエンジンは132ps/15.8kgmとパワフル

 プラットフォームはフィットと共通だから空間効率に優れ、5ナンバーサイズセダンでは車内が最も広い。

 後席の足元空間もゆったりして、居住性はミドルサイズ並みだ。トランクスペースの容量も大きく、さらにセダンにとって大切な内装の質、乗り心地も満足できる。

 1.5Lのガソリンエンジンを搭載するLXは、ホンダセンシングがオプションになるが、価格は176万940円と割安。

●トヨタ カローラアクシオ 1.5G W×B(価格:207万7920~221万9400円)

2017年に新設定されたグレード。専用となるスポーティな外観が特徴

 5ナンバーサイズコンパクトセダンの代表車種。外観デザインは水平基調だから前後左右ともに視界がいい。小回りも利くので混雑した街中でも運転しやすく、インパネなどの内装も機能的で扱いやすい。

 プラットフォームはヴィッツと共通化され、ホイールベースが2600mmと長いから後席も窮屈ではない。

 価格は1.5Lのガソリンエンジンを搭載して、リアスポイラーなどのエアロパーツを装着した1.5G W×Bが約208万円だ。

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