新車の納車待ちが長期化する昨今の日本。なかでも日産は2024年1月25日現在、6台ものモデルが受注停止となっている。その6台のなかにはアリア、フェアレディZといったモデルも含まれているが、この状況がついに改善される!
文・写真:ベストカーWEB編集部/写真:日産
【画像ギャラリー】「日産の納期短縮、バンザーイ!」記念の画像集だ!(7枚)画像ギャラリー■日産インテリジェントファクトリーのクルマたちの納車を早める!
フェアレディZ NISMOにアリアNISMO。新たなモデルを発表するたびにネット界隈では「買えもしないクルマを出すな」という辛辣な意見が出てしまう日産。
なるほど確かにZもアリアも日産公式ホームページには「ご注文の受付を一時停止させていただいております」という購入希望者からしたら、絶望的な文言が躍っている。
しかし筆者は「東京オートサロン2024」の場で、アリアNISMOに関して取材を進めていた際、現地にいた関係者から気になるひと言を聞いたのだ。
それは「2024年春の正式発表の際には万全の体制で供給できるようにしたい」というもの。さらに「日産インテリジェントファクトリーで作られるクルマたちの納車を、加速的に進めていけると思う」と、一歩踏み込んだ発言まで飛び出した!!
日産インテリジェントファクトリー。樹脂パーツと金属パーツを同時に塗装できるなど優れた技術を誇りながらも、「どうもいろいろとシックリ来てないようだ」などとささやかれ続けたあの栃木の工場が、ついに「いろいろとシックリ来た!」というのだろうか……!?
■某日産ディーラーでも「納期が早まりそう」という声が!!
もっとだ、もっと深く知りたい! そう思った筆者が次に尋ねたのは、販売の現場を知る某日産ディーラー。なじみのディーラーマンを直撃したところ……。
「ユーザーの皆様にお伝えできるようなオフィシャルの案内は出ていないんですけど、店長会議などでは『納期が早まりそうだ』という話が出ているようです」との答えが得られた。
前出の日産関係者は「日産インテリジェントファクトリーで作られるクルマ」と言った。該当するのはアリア、フェアレディZ、スカイライン、GT-Rだが、その4車とも納期が早まるのだろうか。
「スカイラインは現状で受注停止になっていませんし、そんなに数も出ませんから、あまり変わらないんじゃないでしょうか。GT-Rは正直、どうなるかわかりません。なんかイヤーモデルみたいな感じになってて、売り切ったらその年は終わりみたいな感じになっているんで」
なるほど。となると、インテリジェントファクトリー本格稼働で最も恩恵を受けるのはアリアとフェアレディZということか。
「そうだと思います。アリアは受付をそろそろ再開するみたいな話が出ていたので、そんなに遠くないうちにアナウンスできると思います。でも、値段は上がるようです……」
アリアNISMO発表は、そんな事情も織り込んでのことだったのだろう。ただ、値上げの話は……マジですか?
「リーフが100万円近く値上げされたじゃないですか。あそこまでじゃないかもしれませんが、結構な額の値上げになりそうですね」。最後に、そのディーラーマンはこのように付け加えた。
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