■トヨタ ランドクルーザー250
2023年8月2日に世界初公開されたランドクルーザー250。250の登場でプラドは消滅。ランクルの中核モデルとして、ユーザーの生活と実用を支える存在になる。300シリーズ同様にGA-Fプラットフォームを採用し、走行性能は期待どおり。
国内には、まず2.8Lディーゼルターボと2.7Lガソリンがラインナップされる予定だ。公式には特別仕様車のFirst Editionも含め、2024年前半の発売予定と発表されているが、具体的にはいつになるのか。
先行して欧州市場ではオンライン販売が始まっており、欧州仕様の納車は2024年の第3四半期、つまり9月以降になるという。この情報を足掛かりに取材を進めたところ、関係各所の一部から聞こえてきた国内発売の日程は「2024年の3月」だった。
以降はあくまでも筆者の予想となる。年度末ギリギリの発売はメーカー、ディーラーともに望まないため、初旬の発売が濃厚。水曜日発売が最近の傾向なので、ズバリ3月6日と筆者は見る。
価格はランクル300、70との関係性を鑑みると、ベーシックな2.7Lガソリンがランクル70と横並びの480万円スタート。ディーゼルターボが60万高の540万円スタートと予想する。最上級グレードでも700万円程度に収め、ランクル300との差別化を図りそうだ。
販売方法は転売対策(残クレ必須など)を講じて、事前予約ナシとするディーラーが多くなるだろう。購入権獲得にはディーラーとの関係性も重要になるので、今から顔なじみになっておきたい。
すでにディーラーには多数問い合わせが来ているという。どう売るかはギリギリまで不明のようだが、真っ先に営業マンの頭に顔が浮かぶ存在になっておけば、争奪戦も一歩リードといったところか。
(TEXT/佐々木亘)
■レクサス LX600
●どんなクルマ?
レクサスのフラッグシップSUVが、2022年1月に登場したLX600。3.5L、V6ツインターボ搭載のランクルをベースとした、贅を尽くしたモデル。エグゼクティブ(4人乗り)やオフロード(5人乗り)など3モデルを設定。
●新車の販売状況
同じコンポーネンツを使用するランドクルーザーは即、受注停止となった一方で、レクサスLXはすぐにオーダーストップにならなかったが、ランドクルーザーの購入希望者がレクサスLXに殺到し、やはり受注停止となった。
現在でも受注停止が続いており、オーダーした人でも納車まで約3〜4年と長期化しランドクルーザー300と同じ状況だ。
●中古車事情
現在、現行型レクサスLXの中古車の平均価格は約1730万円。価格帯は約1400万〜約2250万円と新車価格の1250万〜1800万円を上回るプレミアム相場。
流通台数は約57台でそのうち約34台がLX600。中古車の価格帯は約1400万〜約2000万円。続いて約18台流通しているのが、4人乗り仕様のエグゼクティブ。新車価格1800万円だが、中古車相場は、約1820万〜約2250万円と上昇率はLX600より小さめだ。
そして最も少ないのが悪路走破性を向上させたオフロードで中古車は5台程度しか流通しておらす、価格帯は約1550万〜約1688万円。こうして見ると4人乗りのエグゼクティブが狙い目か。
(TEXT/萩原文博)
●LX600 中古車情報
・新車価格:1250万~1800万円
・中古相場:約1400万~約2250万円
・中古車平均価格:約1730万円
・タマ数:★☆☆☆☆
・プレミア度:★★★☆☆
・ポイント:新車価格が高いため、中古車の価格がとんでもないことになっているが、新車価格に対する上昇率はランクル300を下回る。最上級モデルの4人乗りのエグゼクティブが狙い目
コメント
コメントの使い方We need a new article about the Land Cruiser FJ and Land Cruiser SE