■時代の流れが追い風となるか?
さて、クルマそのものの仕上がりは、LBXが狙う「小さな高級車」として充分に納得できるレベルにある。価格に見合ったプレミアム感という点でも、これまで同様のコンセプトで登場したクルマのなかでも最上位にランクできると思う。
そのうえで、歴史上なかなか商業的に成功できなかった「小さな高級車」コンセプトの新たなチャレンジとしての成否を占うと、CO2削減という時代の要請がLBXにとって追い風になる可能性がある。
大型で重たい高級車より、コンパクトで燃費のいい高級車のほうがクール。そんな追い風を感じるLBXの試乗でございました。
●LBX価格
・Cool:460万円(FF)/486万円(E-Four)
・Relax:460万円(FF)/486万円(E-Four)
・Bespoke Build:550万円(FF)/576万円(E-Four)
●レクサス LBX “Cool”(FF)スペック
・全長×全幅×全高:4190×1825×1545mm
・ホイールベース:2580mm
・車両重量:1310kg
・最低地上高/最小回転半径:170mm/5.2m
・パワーユニット:直3、1.5Lハイブリッド
・エンジン最高出力/最大トルク:91ps/12.2kgm
・モーター最高出力/最大トルク:94ps/18.9kgm
・システム出力:136ps
・駆動用バッテリー:バイポーラ型ニッケル水素
・WLTCモード燃費:27.7km/L
・サスペンション(F/R):ストラット/トーションビーム
・タイヤサイズ:225/55R18
・価格:460万円
■2025年春にはGR LBXも登場予定
東京オートサロンで「モリゾウRR(ルーキーレーシング)コンセプト」として公開されたスペシャルモデル。詳細は不明だが、中身はGRヤリスという過激なモデルで、2025年春に登場する。走りは過激だが、室内は高級なのがレクサス流だ。
【画像ギャラリー】これはアリです!! 別次元の走りを味わえるコンパクトSUV・レクサス LBX(30枚)画像ギャラリー
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