■八丈島だけではない整備の現状
このイベントは社会貢献的な意味も多いのだが、日産・自動車大学校の学生にとっては学びの場でもある。普段は日産車をメインとした実習車で整備を学ぶ学生にとって、年式もメーカーもバラバラの車両は珍しい存在。
コンディションだってさまざまだ。エンジンルームがブローバイまみれだったり、エンジンオイルにメタルが混ざっているクルマもいた。でもこれこそ日本中の販売店で起こり得るリアルなコンディションなのだ。
今回のイベントに参加したのはれっきとした国家2級整備士資格を持つ学生だったが、リアルなクルマの状況に時に愕然とし、先生たちの協力のもと点検を進めた。この経験が社会に出て本当のプロフェッショナルになった時に自信となり、そして成長の糧になることは間違いないだろう。
最後にクルマが必要なのに点検機会が少ない離島、そして過疎地域などは日本全国に数多とある。そして悲しい事実だが定期点検をしていれば防げた事故も起こっている。
今回の「ドクターKプロジェクト」は八丈島でのローンチを受け、今後必要となっていく場所に向けて展開していく計画もある。そしてなにより重要なのが継続性だ。たった1回で終わっていては意味がない。ベストカーとしても引き続き応援していきたい!!
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コメント
コメントの使い方車検制度があるせいでしょうね。人任せで自分では何もしないのですから。
例えばアメリカでは車検制度はありませんが自己責任でメンテをしたり定期点検に出したりして問題なく走っています。私はアメリカ在住ですが、たまに帰国するとちゃんと整備されていない車の多いのに驚かされます。