東京の楽園はクルマに厳しい!? 整備士に誇りと憧れを……日産自動車大学校と自動車評論家がタッグを組んだ!!

東京の楽園はクルマに厳しい!? 整備士に誇りと憧れを……日産自動車大学校と自動車評論家がタッグを組んだ!!

 東京都に属する八丈島。ダイビングや釣り、マリンスポーツなど観光名所としても人気の島だが、7000人以上の島民が暮らす島だ。ベストカーWebで八丈島を扱うからにはテーマは「島のクルマ」。ただそこには島ならではの過酷なクルマ事情が……。日産自動車大学校と自動車評論家がタッグを組んで八丈島のクルマたちに貢献するプロジェクトがスタートした。

文/写真:ベストカーWeb編集部

■人口ひとりあたりの保有台数は「1台以上」

トロピカルな植生だがここは立派な東京都。もちろん警視庁管内で品川ナンバーだ
トロピカルな植生だがここは立派な東京都。もちろん警視庁管内で品川ナンバーだ

 八丈島は羽田空港から約1時間。担当も初めていったのだが、降りた瞬間「ここはハワイ島か?」と思いたくなるような絶景が広がる。シダ系の植物も茂る植生を見ていても東京都とは思えないほど(ここで『ジュラシックパーク』を撮影できたんじゃ!?)。

 そんな八丈島の移動手段はもっぱら自家用車だ。もちろんタクシーやバスもあるのだが、都心とは異なり完全に公共交通機関で生活するのは難しい。八丈島観光協会に取材したところ自動車の保有台数はなんと島民1人あたり「1台以上」という。

 1人1台のマイカーは当然のこと、仕事用に軽トラックや軽バンを持っているというのは一般的な八丈島のカーライフだ。そんな島民よりクルマのほうが多い八丈島、実はクルマにはなかなか厳しい環境になっている。

■「いくら手入れしてもどうせ錆びてしまうから」

島民の方の車両の一例。サビは整備工場などで簡易補修しながら乗り続けることが多いという。生活の相棒なのだ
島民の方の車両の一例。サビは整備工場などで簡易補修しながら乗り続けることが多いという。生活の相棒なのだ

 当たり前のことだが八丈島に限らず離島の周囲はぐるっと海。潮風や海水があたりサビやすく、特に漁業や水産関係の仕事に従事する人にとってはクルマは消耗品。新車を買うというよりは本土から 中古車を仕入れて、乗れるところまで乗るというのが「八丈スタイル」。

 島民の方に話を聞くと「どうせ錆びてしまうからねぇ」「移動距離が短いから距離がいった古い中古車で充分よ」との声が聞こえきた。なんたって八丈島をぐるっと周回する「八丈一周道路」でさえも総延長が約45kmだから、移動距離はさほど伸びない。

 かと言って整備が杜撰というわけではない。小さな島だが島内12カ所の整備工場があり、丁寧で地元に根付いた整備を提供している。ただ使用環境が厳しく車検などの定期点検だけではカバーできない故障もあるという。

 さらに近年増えている移住者の多くは、島内にディーラーがないこともありなかなか車両点検をする「馴染みの工場」が探せないなど、八丈島ならではの悩みも多いようだ。

次ページは : ■アップダウンが激しい島内道路

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