■長く乗るのに有益な秘訣とテクニック
●やはりクルマは定期的に動かすこと!
NG行為でも触れたが、クルマは動かすことでバッテリーが充電され、エンジン内部にオイルも循環する。そこでコンディションを維持するには、定期的に30分以上動かすことがもっとも重要。人間だって運動をしなければ、体がなまってしまうのと同じだ。
・実践推奨度:★★★★★
●各種オイルの定期交換
各種オイル、なかでもエンジン内部の潤滑や冷却などを行っているエンジンオイルは、必ず定期的に交換すること。
あまりクルマを動かす機会がなかったり、単純にめんどくさくなったりで、「1年くらい交換しなくてもいいかな?」と放置したくなる気持ちもわかる。
しかし、動かさなくても酸化するし、高価なオイルでも同じ。高価なオイルを長く使うより、適度な価格帯のオイルを頻繁に交換するくらいの考え方のほうがクルマは長持ちする。
・実践推奨度:★★★★★
●ガソリンを満タンにする!
燃費や金額を気にして、ガソリンを少なめに入れている人もいるかもしれないが、チョイ乗りが多い人ほど満タンにしておいたほうがよい。
というのも、金属製のガソリンタンクの場合、空気と触れる部分が増えるとサビが発生するからだ。逆にガソリンを常に満タンにしておけば、空気に触れる面積も減り、サビ予防になる。今どきは樹脂製のガソリンタンクも多いが、いつもギリギリのガソリンだと不安になるし、定期的に満タンにしておこう。
・実践推奨度:★★★★
●マメな洗車で愛車を点検
クルマを汚れたまま放置すると、塗装が傷んだり、色褪せたり、サビなどが発生してしまうことがある。そこで定期的な洗車をお忘れなく!
ワックスやコーティングもすれば、美しいボディを長く保てるし、愛着が湧くというものだ。それに洗車をすることで愛車の異変にも気づけるので、定期点検としても洗車は有効な手段と言えるだろう。
・実践推奨度:★★★
■月まで行ったら地球に帰りたい! 約76万km走破って可能なのか?
38万4400kmを走破したとして、そこまで行けば「地球に帰還したい!」と思う人もいるだろう。つまり地球と月を往復する、約76万kmを走破することになるが、果たしてそんなことが可能だろうか?
結論を言えば、定期的な点検と車種そのものが持つ耐久性によるが「理論上は可能」だ。ただし、そこまで走るには必ずどこか故障するし、その時部品があるかなど悩みも出てくるだろう。
しかし、先ほど挙げたことを実践すれば、クルマもその気持ちに応えてくれるハズ。何より、76万km走破の原動力となるのは「愛車への愛情」ではないか。もし達成できたら、それは誰にでも誇れる素敵なカーライフだったと、降りた後もそう思えるに違いない。
■EVを長持ちさせるにはどうすればいい?
EVで長持ちさせる、といえば真っ先に浮かぶ課題がバッテリーだろう。主に国産BEVに搭載されているバッテリー寿命は8年、16万kmとされているが、これも乗り方・使い方次第で大きく異なってくる。
劣化する原因としては、急加速、長時間の高速運転、また急速充電などバッテリー本体の温度が上昇によるものが挙げられる。対策はいずれも劣化を早めないために、ふんわりアクセル、普通充電が使えるならそれも活用すること、過充電・過放電しないことが挙げられる。
コメント
コメントの使い方私の平成9年(1997年)登録のJZX100は、今月の車検で28年目に入り、走行距離は385,130kmを超え月面到着です。
良い記事ですね。実際に仲間でも38万達成した方々いらっしゃいます。プリウスでバッテリー無交換100万キロなんて人まで居る訳ですからね
長く乗ると決めた愛車なら、そういう数値を心のどこかで目指すつもりで、記事にある労わり方をするのは素晴らしいことだと思います
実例としてサーキット通いして急がつく操作しまくった車でも、他をしっかり守れば22万キロくらい持ちました。扱い雑なら街乗りでも半分で寿命でしょう