パンクやバッテリー上がりといったピンチの際の心強い味方、JAFロードサービスの内容が4月1日から変更になる。注意点は非会員の作業料金などが大幅に値上げされること。変更内容をぜひ頭に入れておこう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/JAF
■当日入会でも作業料は発生するので注意
まさかのトラブルから救ってくれるJAFのロードサービス。近年は自動車保険に付帯するロードサービス特約に頼る人も多いが、自然災害時の対応力やレンタカー&バイクにも使えること、レッカー車が人員も搬送してくれることなどはJAFならではのメリットともいえる。
そんなJAFロードサービスの内容が4月1日から変わる。変更点のポイントは以下の3つだ。
(1)会員が無料で利用できるレッカー車の距離が15kmから20kmへと延長された。
(2)非会員向けの基本料や作業料、牽引料などが値上げされた
(3)各種作業の工数変更
(1)については読んだ通りだ。これまでの15kmでも無料けん引はありがたかったが、5km延長されたことで人気の少ない山間部などに出かけた際の安心感が高まった。
(2)については結構な値上げとなる。たとえば非会員が一般道で救援を依頼したときの基本料。これまでは8~20時で8380円だったが、これが1万5700円になる。高速道路では同時間帯のA料金が1万6770円だったが、これも3万1410円となる。
最後の(3)も値上げ幅が大きい。バッテリー上がりやパンク時のスペアタイヤへの交換などの非会員料金が値上げされ、たとえば一般道でのバッテリー上がり(8~20時)は1万3130円が2万1700円に、同条件のスペアタイヤ交換は1万1230円が2万1700円となった。
ちなみに、JAFは救援を依頼した場所で入会が可能なため、「万一の際はその場で入会しちゃえばタダになる」と考える人がいるかもしれない。
確かにJAFのその場入会が可能だが、その場のロードサービス料金は会員扱いとならないから注意しよう。万全を期すなら、あらかじめ自動車保険とJAFにダブル加入しておくのがいい。通常のJAFの入会金は2000円、年会費は4000円だ(各種割引制度あり)。
万一の際のJAFロードサービスの要請依頼だが、これまでの電話(ファックスも可能)に加えて、最近はネット(ウェブブラウザ)からの呼び出しも可能になった。「JAFを呼ぶ」などをググってJAFの救援支援ウェブサイトにアクセスしよう。
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